S2000のその後

ここのところS2000についての話題ばかり投稿してしまっている
他にも書きたい話題があるのだが 今は頭の中がすっかりS2000のことばかりになってしまっているのでご容赦願いたい

さてそのS2000の現状

クラッチ周りの交換

クラッチ周りの交換はめちゃくちゃ効果があった
とにかくクラッチが軽くなったので車の操作が楽になったし 渋滞にハマっても疲労感がない
交換前の状態を説明してもらったが 実はクラッチ板自体は溝がけっこう残っていて使用限界ではなかった
その代わり フライホイールがズタズタでレリーズフォークやベアリングとガイドが使用限界
そしてクラッチレバーの踏力をクラッチに伝えるシリンダー(プライマリーとセカンダリー)も使用限界だった
クラッチ板は一度交換されていたようだが それ以外の部品をそのまま使ったために感触が悪くなっていたということだったようだ

クラッチオーバーホールに使った部品

  • クラッチ板&クラッチカバー(純正)
  • フライホイール(軽量:Spoon製)
  • レリーズフォーク・レリーズベアリング・ベアリングガイド(純正)
  • クラッチシリンダー(プライマリー・セカンダリー:純正)
  • クラッチホース(強化品:Spoon製)
  • クラッチフルード

ノーマルから変更したライトチューンと言えるのは軽量フライホイールだが これによってギアチェンジの回転合わせが楽になった
回転数低めでクラッチミートしようとするとエンストする可能性があるということだが それ以前に軽く吹け上がるので坂道発進などはむしろ楽になったと思う
クラッチの交換のついでに軽量フライホイールに変更するというのは正攻法で大正解だと思った

それ以外に新品交換した部品

  • エンジン&ミッションマウント(Spoon製)
  • ウォーターポンプ(純正)
  • プーリーベルト(純正)
  • ラジエーターリザーブ(純正)
  • インテークパイプ(純正)
  • クーラント

エンジンマウントとミッションマウントの変更は正直なところ体感できてないが 車内に聞こえてくるエンジン音が変わったかもしれない
インテークパイプは亀裂が入っていたので交換
エンジン音が変わったのはこのせいかもしれない

ラジエーターのリザーブタンクは整備中に通りかかったSpoon社長の「汚れてるね 取り替えてあげなよ」の鶴の一声で無償交換してもらった
大感謝である

今回交換した油脂類

  • エンジンオイル(MOTUL 300V 10-40W)
  • ミッションオイル(MOTUL TYPE-II)
  • デフオイル(純正)

エンジンオイルは購入した9月の納車時にエレメントも含めて交換してもらってはいるが オイルの銘柄が不明なこともあって今回も交換してもらった
S2000では定番のMOTUL 300Vなので当面は安心して回せるだろう
ミッションオイルとデフオイルは過去に交換しているかどうかが判らないので今回交換してもらった
特に変化は感じないが安心感はある(これ大事)

この整備のときにクラッチ交換はサブフレームを途中まで下ろして作業するということなので ついでにリジカラも付けてもらった
だが 実はあまり効果が判らない

私の場合は新車状態のS2000を知らないので 改善しても変化が判り難いというのはあると思う
それにまだ大きな横Gをかけるような走りをしていないというのあると思う

何にせよ ここまでの整備でようやく実用的な走りができるようになった

この作業を頼んでいる間にいろいろ検討して 足回りのダンパー&スプリングを別な店で付けてもらうことにした

取り替えたダンパー&スプリング

  • オーリンズ/ES-URAWA ROAD&TRACK KIT
  • スウィフトスプリング F12Kg R10Kg

これはOHLINSのDFV ROAD&TRACKにスウィフトスプリングを組み合わせたもの
スプリングはハイパコも試してみたかったが納期が不明ということで見送った
減衰力はとりあえず20段階中5段(15段戻し)で使用

取り付けた当日に走りだしたときはゴツゴツとした突き上げ感があったので サスペンションブッシュも交換しないとダメか?と思ったのだが 100Km程度走るうちにちょうど良い感じになってきた
路面の突き上げはバネレートからは想像できないぐらいソフトだが 横Gがかかってもグッと粘ってくれるので安心感がある
まだハードな走行をしていないのでちゃんとした評価はこれからだが 何よりも普通に走っていて気持ちがいい

実はクラッチを交換してもらった店でも足回りの相談をしたのだが 最善の方法を提案してもらった結果が予算を大幅にオーバーしてしまったので見送ったのだ

オーリンズ足にしてから足回りの挙動はすごく安定するようになったが まだ道路のキャップやうねりを拾ってちょっと嫌な動きをするときがある
サスペンションブッシュがヘタっているせいだと思うが これを改善するのにはまた大掛かりな整備が必要になってしまうという

サスペンションブッシュ類の交換については 今でもちょっと悩んでいる

ブッシュの打ち替えだけでもやってもらえるのだが 古くなってくたびれてるサスペンションアームに強化ブッシュ(純正ブッシュだけというのは存在しない)を付けるよりも アームごと新品にした方が良いという意見があり その内容は納得できる
また 初期型S2000のウィークポイントでもあるサブフレームを後期型に入れ替えるというのもやってみたい

オーリンズ足を入れる前は本当にひどい状態だったので足回りの総入れ替えを早急になんとかしないとと思っていたが とりあえずは安定して走れるようになったので 時間をかけて検討したいと思っている
まあ予算的にも大きな作業なので簡単にはできないが……

この先にやっていきたい変更箇所

  • 幌のガラス化
  • シートをRECAROに

幌は今 最初のビニール窓のものが付いている
S2000に詳しい人達からは奇跡的に曇りが少ないと評価されているが 雨が降ったりすると後ろはほとんど見えなくなるし 寒いときに不用意に開けると割れたりもすると聞いている
社外ガラス幌なら比較的安く済むようだが やっぱり純正のキットを使って取り替えたいと思っている
これは約30万円

シートについてはS2000の標準シートがとにかく腰痛持ちにはキツいのでRECAROにするのがベストだと思う
候補としてはRS-Gというフルバケット
後部座席のある車ならリクライニングのあるものを選びたいところだが S2000は背もたれを倒すスペースすらないのでフルバケットの方がむしろ楽だと思うからだ

あとはゆくゆくエンジンもオーバーホールしたい
2.2リッター化とかも良いかもしれないが やっぱり2リッターで行きたい
トルクが増せば取り回しは楽になるかもしれないが 今でもそんなに不自由は感じてないので 改造登録が必要になる2.2リッターにまではしなくても……と思うからだ

マフラー等はたぶんいじらないと思う
ただエキゾーストパイプとキャタライザーはエンジンオーバーホールと同時に行うかもしれない

ここまでやっちゃうとS2000の新車当時の価格を超えるぐらいお金がかかるので 実現できるかどうかは判らない

現状ではなんとなくまだ自分の車という感覚が乏しいので ひたすら走り回って慣れていきたいところ
2万キロ程度も走れば本当に直さなければいけないところがハッキリしてくるだろうと思う

慣らしと慣れ

先日 S2000のダンパーとスプリングをOHLINS DFVとスイフトスプリングの組み合わせにしたと書いたが 付け替えたばかりのときは硬かった乗り味も 100kmぐらい走っているうちに各部が馴染んできたのか良い感じにしなやかになってきた
付け替え当時はサスペンションブッシュの交換を急がないとと思ったが これならとりあえずは問題無さそうだ

足回りに関しては いつかしっかりと予算を組んでサスペンションアームの全入れ替えと 初期型S2000では定番のリアサブフレームを後期型のものに入れ替えるのはやりたいと思っている
そのときはプロペラシャフトやドライブシャフト デフのオーバーホールまでやることができたら完璧

エンジンについては約1000kmの走行でオイルが1リッター消費されてしまう状態なので そろそろオーバーホールを考えたほうがいいらしいが コンプリートエンジンの入れ替えは100万以上かかってしまう
エンジン自体のレスポンスに不満はないので こまめにオイルを足していけばいいかなと思っている

それにしても運転を楽しむために買った車なのに いつの間にか新車並みの車に復活させるということに注力してしまっている
買ってからまだ2000km程度しか走ってないので まずはS2000という車に慣れるのが先決だとは思う
問題だったクラッチや足回りが改善されたので これからどんどん走り回って自分の車にしていきたい

車には慣らし運転が必要とよく言われるが 私の経験で明確に慣らしの効果を感じられたのは車ではなく初めて買ったバイクのRG250Γだった
新車で買ったので 回したい気持ちをぐっと我慢して2000kmほど6000回転までの制限で慣らし運転をした
慣らし運転をしっかりしたおかげか パワーバンドに入った時の加速は素晴らしくて本当に楽しいバイクだったが 慣らし運転そのものの効果を感じたのは友人が帰省してきたとき
友人が私とまったく同じRG250Γで岩手まで帰ってきたのだが よーいどんでスタートしたら私のバイクが車体1個分ぐらい先行できる
その後 詳しく聞いてみると慣らし運転は特にしなくて 買った時から全開で走っていたとのこと

2台のバイクを比べた場合にいちばんの違いは回転数の許容だった
私のバイクは約10,000回転までストレス無く回るが 友人のバイクは9,000回転で頭打ち
10,000回転まで回すことができても 9,000を超えてからはただ回ってるだけでパワー感は無いということだった
RG250Γの雑誌等の評価も似たようなものだったが 慣らしをしっかりするとここまで差ができるこに驚くと同時に やっぱり機械ものは慣らしが必要なんだなと実感したのだった

そして その機械を扱う人間側にも慣らし……というか慣れが必要だと思う

車の場合 特にS2000のように他の車とはかなり操作性が違う場合などは 操作する人間が慣れてくることによって走りが変わってくるだろう
私のように1週間に1~2度しか運転しないと 毎回違う車のように感じてしまうことも多い
車の慣らしというよりも私の慣らしが必要だなと感じている

そういえば 車とは全然関係ないが オーディオの世界ではよくエージングについて議論が行われる
新品の状態と何十時間も鳴らし続けた後では音が変わるというやつだ

私はオーディオ機器と言っても機械なので 特に動作部分のあるスピーカーやヘッドホンは可動部分に慣らしは必要だと思う
でも それと同時に人間側が慣れていくというのも大いにあると思っている

それを割とはっきり感じたのは ULTRASONE(ウルトラゾーン)のDJ1PROというヘッドホンを買ったとき
ULTRASONEのヘッドホンはS-LOGICという技術で音場が広めというものなのだが DJ1PROの音を初めて聴いたとは 何というか……タイル壁の風呂場でそこそこの音を出すラジカセを置き それを脱衣所で聴いてるような音……という感じだった
これはエージングをしていけば良くなると信じて 出かけている間も音を鳴らし続け毎日使い続けてみた
そうするとなかなか良い音になってきたので 合計で100時間ぐらい鳴らした後 いつも使っているAKG Q701に戻ってDJ1PROはとりあえず放っておいた

ある日 ちょっと元気の良い音を聞きたくなってDJ1PROを引っ張りだしてみると また風呂場の音に戻ってる

冷静になって考えると 単純に私の方がDJ1PROの鳴り方に慣れてしまっていただけだったらしい
期間を置くとやっぱりDJ1PROの鳴り方は好みでなかったということだ

何を言いたいかと言えば 機械を操作するとか楽しむとかいう場合に 人間の方の状態変化から感じてしまうことの方が変化が大きい場合があるので あんまり機械のせいにしないで自分の方をチューニングしていかないと……とS2000の運転を通じて思ったということだった

雪道

先日 S2000の足回りを新しくした
着けたのはOHLINS DFV ES-URAWA ROAD&TRACK KITというイーグルショップ浦和のオリジナルセットでOHLINS DFVにスイフトスプリングのF12k R10kを組み合わせたもの
バネレートが高めなわりに突き上げ感が少なく粘りもあるということなので選んでみたのだ

交換後に走ってみると すっかり抜けてしまっていたダンパーでのフワフワする嫌な感じは解消されて 加速時・減速時の不安感はすっかり無くなった
まだ大した距離は走ってないので本格的な感想はこれからになるけども 街なかを走ってるだけでもコントロールのしやすさは感じられるので付け替えて正解だったと思う

でも サスペンションのブッシュ類が固くなってしまってるのは間違いないようで 乗り心地が改善されたと言えるほどではない
やっぱり近いうちにブッシュ類を打ち直すか サスペンションアーム類を一新するか考えないといけないようだ
ゴツゴツした感触を我慢すればいいのだが ここまでいろいろ新しくしてくると徹底したくなってしまうというか……

まあそれでも この間のクラッチのオーバーホールと合わせて かなりコントロールしやすい車になってきたと思うので やっとS2000で走りを楽しむスタートラインに立てたといったところだろうか

そこでタイトルの件

私が車の免許を取るために教習所に通っていた頃は教習コースに雪が積もっている季節だった
もちろん充分に除雪をしてから教習が始まるのだが 日によってはコースに雪が残っていたり凍結していたりしたので雪道の運転に対してはなんとなくコツをつかんでいたと思う

そして約3年半ほど地元(岩手)で運転していたので雪道運転にはだいぶ慣れていた

その後しばらくブランクがあったが スキーを初めたのをきっかけに当時乗っていたAE86レビンにスタッドレスを履かせてスキー場通いをしていた
当時はスタッドレスタイヤが出始めの黎明期で 私が買ったのはブリヂストンのホロニックというタイヤ
ブリザックブランドが出る前のもので 今の水準から言ったら雪道にはそれほど強くないタイヤなのだろうが その頃はほとんど選択肢が無いような状態だったので迷わずに買った記憶がある

ホロニックを履かせたAE86で新雪の降る斑尾スキー場の駐車場にたどり着いたときには 駐車場のおっちゃんに「これで来たの?!」と驚かれたものだ

そして今年の年末にはS2000にスタッドレスを履かせて実家に帰省しようと計画している
運良くS2000の後期型中古ホイールが手に入ったので それに新品のスタッドレスをつけて行こうと思っているのだ

年末年始の帰省だけに使うのだとしたらもったいないのだが ちょっと実家での用事が続いていて どうやら最低でも月に一回は帰省することになりそうなので この際だから買ってしまおうと決断したのだった

クラッチオーバーホール前のコントロールしづらい状態だったら雪道運転に自信が持てなかったが クラッチの感触が良くなって細かいコントロールができそうな感じがしているので なんとかなりそうだと思えてきたのが精神的に大きいかもしれない

FRで雪道というと酔狂なことを……と思われがちだが アクセルとブレーキを慎重にやんわりと扱えばなんとかなるということを過去の体験で知っているし 滑ってしまえば駆動方式は関係ない
FRで難しいのは轍渡り(轍を隣に移ったりする動作)だが タイミングを間違えなければ案外うまく行く

それとこれは私だけだと思うが FRで雪道を走るときにトランクに重りになるような荷物を載せてトラクションを稼ぐのが一般的と言われる中で 私はむしろトランクをカラッポにして後ろを軽くして走るようにしている
後ろを軽くすると発進時には神経を使うが 後輪が滑った場合にすごくコントロールがし易い
特に轍を隣に移るときなどは後輪が先に行こうとする感覚が少ない……と思う

これはあくまで私だけのやり方なので FRでの雪道はセオリー通りに砂袋でも積んで走ったほうが楽なのは間違いないと思う

私はアクセルの開け閉めの仕方がちょっと独特なのかもしれないので 文章から判断して真似するようなことはやめたほうがいいと思う
地元にいた頃に雪が降ると 当時はスパイクタイヤに履き替えて造成中で誰もいない夜の工業団地予定地に行って雪上運転の練習をしていたりした
独特なアクセルワークはその頃に身についた方法らしいので 一応時間を掛けて習得した技術なのだ

雪道運転というのは 車の限界近くの挙動を低速度で味わえるので もし安全に振り回せる場所があったとしたらかなり楽しめる
私が免許を取ってからしばらくの間 夜になると誰も通らなくなる造成中の空間があったことは幸運だと思うが 乾いた路面だったら何倍もの速度を出さないと起こらないような車の挙動を低速度で体験できるのは雪道ぐらいなものなので 運転が上手くなりたいと思ったら積極的に雪道を走るのはありだと思う
もちろん他の車や歩行者に迷惑のかからない方法で……が大前提だけれども

そういえば雪道を走る時のちょっとしたコツを思い出した

雪道と言えば難しいのは発進なのだが 例えば赤信号や一時停止などで止まる場合に 意識してタイヤが滑りにくいような場所を選んで止めるようにすると発進するときに楽になる
タイヤ1本分だけ路肩に寄せて轍から外すとかなのだが 路面状況はケースバイケースなので ここらへんは実際に経験して覚えていくしかないが

何にせよS2000での雪道運転は初めてになるので 今から楽しみにしている

ズルズルと

10月の半ば頃に今季のアニメで早々に切った作品を並べた投稿をしたが 継続して見てる作品が決まってからも 切りそびれた感じのままズルズルと視聴を続けている作品が2つある
コメットルシファー コンクリート・レボルティオ~超人幻想~の2本だ

どちらもあまり面白いと思ってないのに切りそびれたのは 作品が何を表現したいのかがよく解らないストーリーなのでもしかしたら後半に大きな展開があるかもと期待していたからだった

コメットルシファーはこの時点で第9話まで進んだが 未だに何を表現したいのかがよく解らない
世界観もよく解らないまま登場人物の立場や人物像もよく解らない
それらしい説明回があるのかなと思っていたが 最後まで無さそうだ
敵方(?)はいい歳して幼稚園児みたいな感情表現をしてるしメカみたいなのの動作原理もよく解らず 全体的になんとも言いがたい作品

ここまで見ちゃったからには最後まで見るつもりだが たぶん主題みたいなのは最後まで理解できないかもしれない

コンクリート・レボルティオ~超人幻想~の方はというと 原作が會川昇ということで正直なところ「面倒くさい展開の作品になりそうだな」と思っていたらその通りだった
初っぱなから時間軸を弄くってくる展開はアメリカのドラマ「ダメージ」を彷彿とさせられたが 内容を理解しようと思っても誰が主人公なのかがよく解らない
こちらも9話まで見てしまったが なんとなく表現したいのは超人とかヒーローの悲哀みたいなものなのか?と思ったが それだったらワンパンマンの方がずっと解りやすくて小気味がいい
絵がボンズのクォリティなのでなんとなく見続けているけどもストーリーは全然楽しめてないのが実際のところだ

それにしても會川昇という人の作品を目にする機会は多いけど なんというかこの人は人間が嫌いなんだろうなと毎回思ってしまう
登場人物の思考パターンがねじ曲がっているので感情移入がしづらいというのがそう感じる原因かもしれない

正義のヒーローとかについてはだいぶ前から何が正義で何が悪なのか……といったテーマがいろんな作品で語られているが 正義のヒーローが苦悩する姿はよほど展開が面白くないと飽きちゃってる感がある
その点ワンパンマンは主人公が苦悩しない(ように見える)ので それが逆に新しく感じてしまう

数年前に韓流ドラマが流行ったとき 日本のドラマよりもストレートで面白いという意見をよく聞いたが アニメも一度原点に帰ったほうが良いのではと思うことが多くなった
思えばハリウッド映画もスピルバーグとかルーカスが台頭する前はストーリーがごちゃごちゃした作品が多くて不調だったが スピルバーグやルーカスなどが基本に忠実な起承転結で描く映画を広めていくことでハリウッド映画全体が復興したと記憶している

まあ単純に 私自身がスッキリした展開のアニメが見たいと思ってるだけなのだが……

クラッチ

先の投稿でS2000が整備のために入院したと書いたが 先日無事に終わって戻ってきた

今回はクラッチ周りの交換を中心に もし急いで換えたほうが良い部品があったら換えちゃってくださいということでやってもらった
クラッチはクラッチ板・クラッチカバーはもちろんのこと ベアリングやクラッチシリンダーを交換してもらい さらにspoonの軽量フライホイールにしてみた

他にも細々した部品を交換してもらったが 足回りは取り急ぎ大丈夫ということでそのままとなった
その代わりにボディとサブフレームをつなぐボルト周りにかませるリジカラも付けてもらった

結果ビックリするぐらいにクラッチが軽くなった

整備前の状態からの予測では 踏力が必要なのは変わらずにゴリゴリする感触と引っ掛かりが直ればいいと思っていたのだが 実際には踏力が最低限で済むほど軽くなった
それでいてクラッチが繋がってる範囲が広いのですごくコントロールしやすい
ミッションはコキコキいうが これはS2000の特徴なので問題なし

前回の投稿でステアリングが軽すぎて怖いと言っていた症状はどうやら気のせいだったようで 抜け気味の足回りのフワフワ感からくるものを大げさに解釈してしまったようだ

とりあえずはすぐ壊れそうな箇所が無くなって安心して走れるようになったが やはりダンパーが抜け気味で面白いとまでは言えない
近々車高調ダンパーセットを組み込む予定なので そうなってからがS2000を楽しむ本番ということになりそうだ

そういえば今回組み込んでもらったリジカラだが 実のところあまり変化を感じていない
クラッチ交換の変化が大きすぎてそこまで神経が行かないという感じだろうか

ただ 整備後のエンジン音が心地いい感じなった
今回はエンジンとミッションそしてデフのオイルを交換してもらったのだが それでエンジン音まで変わると思えないので リジカラでしっかりつながったボディを通じて響いてくる音が違ったのかもと思った

車にかぎらず趣味の物は何かを取り替えるとついつい重箱の隅をつつくように変化を感じたくなってしまうが 適当なところでそういう感覚をオフにして楽しまないと……と思うので ダンバーセットの取り換えが終わったら単純に走りを楽しむ方法で行こうと思う