時間が経って気づいたこと

お盆休み前にブレーキキャリパーのオーバーホールを行って その後に9月に入ってからシートの取り換えをやったのだが 取り付けた直後は気づかなかったことに 時間が経ってみたら気づいたということがあった

これは作業直後だとその内容にイメージを持ってしまっていて まずは期待通りかどうかを判断してしまうから 思ったほど変わらないと感じてしまうことが多いのかもしれない
やっぱりイメージとかメンタルの影響は大きいと感じてしまう典型的な例だと思った

そして1~2週間ぐらいの期間を置いてから運転してみると 変更を行う前のイメージで運転するから 変化に初めて気づくという感じ

というわけでブレーキキャリパーのオーバーホールと同時にブレーキラインをステンレスメッシュのものに取り換えたのが お盆休みから戻ってきてからしばらくして運転したら ブレーキペダルの踏みしろがけっこう違ってることに気づいた
変更前でもブレーキの引きずりはあるものの 効き自体は充分だと思っていたのだが ステンメッシュのホースに取り換えてからの方がずいぶんと扱いやすくなっていた

そしてシートの変更

レカロのSP-JJ(セミバケット)からRS-G(フルバケット)への変更だが 取り換えた当日は古いシートがへたっている上に取り付けもガタついていたので 尻に感じるダイレクト感ばかりに気を取られてしまったが 約一週間経ってから運転してみると 取り換え時には判断できなかったポジションの低さにやっと気づいた

SP-JJは座面がかなり厚手なのでノーマルシートよりもポジションが上がっていることは理解していたが RS-Gに取り換えた直後は座面がそんなに下がったとは感じなかった

ところが時間が経ってみると シフトレバーとアームレストの中間あたりにあるドリンクホルダーに入れた小物がシフトするときに腕に当たることに気づいた
ドリンクホルダーからの出っ張りはほんのちょっとなのに当たるということは 肘の位置が下がってるということなので それだけでもポジションがだいぶ下がってることが分かる

さらに信号機が近い交差点だと 今までなら体をかなり前に乗り出さないと見えなかったりしたのだが 今は頭一つ分ぐらい前に乗り出すとしっかり見える

ただしRS-Gは尻のサイズがギリギリなので これ以上は絶対に太ることができないと感じられるほど 座り心地はキツキツだ

まだ長距離を走ってないので疲労感の程は分からないが 現時点はでは「ちょっとやり過ぎだったかもしれない」という後悔の気持ちが少々湧いてきている

まあ 慣れればなんとかなるのだろうが……

ちなみにシートレールの設定は 標準シートレールにフルバケット用のアダプターを使って シートレールとアダプターの接合は6mmのスペーサーを2つかませて取り付けてある
そしてシート本体とアダプターの取り付けは前後とも2段中の下段を使用

今はシフトするときに肘がシートのサイドに当たっているので 前を上段 後を下段という風に少しだけ寝かせるのが良いかもしれないと思っている
近いうちやってみよう

RECARO RS-G GK

今日 運転席のシートを取り換えてきた

今までのレカロSP-JJ フランカーからレカロのRS-G GK というフルバケットシートへの変更だ
RECARO RS-G GK

せっかくレカロを付けていたのになぜ?と思われるだろうが 実は最近 シートの取り付けにガタがきていて運転していてものすごく気持ち悪かったのだ
取り外してガタを直せばなんとかなると思って自分で作業してみたのだが 手持ちの工具ではどうしても外すことができない
それに今までのシートは膝の下あたりにあるサポートが高くてクラッチを踏むときに圧迫感を感じていた
その圧迫感を避けるために好みのポジションよりも1ラッチ前に出していたのだが これだとクラッチをつないだときに膝がステアリングコラム左あたりに当たってしまう
まあ なんだかんだで不満があったのだ

そこでS2000の車外シートでは定番になってるレカロのRS-Gにしようと思い立って レールの状態も不安だったので新品にしてプロの手で取り付けをしてもらったというわけだ

今までのシートがガタついていた原因はシートレールの不具合ではなくて シートレールとシートをつないでいるボルトを受けるシート側のナットが外れてどこかに行ってしまったことだった
シート側にナットを収めている四角い袋状の部品がくっついているのだが これが意外に柔らかいので取り付けるときにもなんだかしっくり来ないとは思っていた
どうやらボルトの長さをきっちり合わせないとダメだったようだ

それからRS-Gに取り換えてから気がついたのだが SP-JJの方は座面がだいぶへたっていてフワフワと落ち着かない状態だった
最近どうにもサスのセッティングが決まらないと悩んでいたのだが 問題があったのはサスではなくてシートだったというわけだ

そして肝心のRS-Gだが 乗り降りがかなり厳しい状態になった
乗り降りする度にシートレールを下げる必要があるので 慣れるまでちょっと時間がかかりそうだ

しかしシートにスッポリと収まって運転している感覚はなかなか良い

フワフワとした感触は一切なくなるので路面からのインフォメーションはダイレクトに伝わってくるのだが これがスポーツカーを運転しているという気分を盛り上げてくれる
路面からのインフォメーションとは言ってもサスペンションブッシュを取り換える前のゴツゴツ・ガタガタといったものではないので 路面状況やタイヤの状態を掴みやすく本当に楽しくなってくる

ちなみにシートレールはRS-GやTS-G用に用意されているウルトラローポジションのものではなくて 標準タイプにサイドアダプターを組み合わせたものだ
高さはノーマルシートとほぼ同じで 今までのSP-JJより低い

それにしてもシートを換えて思ったことだが SP-JJを取り付けた頃にもしRS-Gを選んでいたとしたら サスペンションブッシュがへたっている足回りからのゴツゴツ・ガタガタ感に辟易していたかもしれない

中古のS2000を買ったらまずサスペンションブッシュの交換が必要かどうかを判断して シート交換はその後にした方がよさそうだ

そしてSP-J系のシートはS2000に付けると干渉しまくりなので 慣れたプロショップ意外での取り付けは勧められない
RS-GはまさにS2000の標準シートと呼ばれるぐらいに自然に取り付くので スポーツカーらしさを望むなら大推薦したい

乗り降りは大変だけれども……