アッパーアーム補強

初期型S2000の弱点と言われるのがフロントサスペンションのアッパーアームブラケットの強度

開発された1999年頃よりも現代ではタイヤのグリップが上がった上に サイズもサーキット仕様だと18インチで265幅とかを履かせる人もいたりして 最悪の場合はブラケットの溶接が剥がれてきたりするらしい

その予防にはspoonから発売されているガゼットプレートを溶接して補強するのが一般的らしいのだが ショップによる溶接が必要なので 作業する人の腕前が出来上がりに影響するのがなんとなく気に入らなかった

そこで勧められたのがJUN MACHINE SHOP(田中工業株式会社)から発売されている「フロントアッパーアームブラケットブレース」というもの

取り寄せてもらっての取り付けを今日やってもらってきたので 写真で紹介しておこう

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース

角度を変えてもう一枚

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース(2)

このようにアッパーアームブラケットの間に取り付けて アームへの負荷を分散させるのが目的らしい
見た目もそんなにすごい補強をしている感もないし溶接もしないので こんなんで本当に予防になるのか?なんて思ってしまうが 実際に勧められた店で施工した人で溶接剥がれが発生したことはないとのこと
サーキットでの走行会などを頻繁に行っている店での実績なので信用して良いだろうと思った

ちなみに部品代と工賃を合わせて 44,280円也(税込)
作業時間は1時間程度だった
spoonのガゼットプレートだと部品代だけで54,000円(税別)なので 溶接を含む工賃込みだといくらになるか……

まあ私の場合はサーキット走行を行うつもりもないしフロントタイヤを極太サイズにする予定もないのだから 簡単にブラケットの剥がれが発生しないとは思うが このS2000を最低でもあと10万kmは保たせたいと思っているのでウィークポイントは潰しておきたかったのだ

あとはリアハブの新調を行えば不安要素はほぼ無くなるのだが 今のところはガタも出ていないので異音が出てきたら交換するとしよう

それにしてもいろいろと金の掛かる車だ……

ブレーキメンテナンスの顛末

ここ最近 どうにもブレーキを引きずっている感覚があった

どんな症状が出ていたかと言えば……

まず信号待ちとかからの発進が重い
思わずサイドブレーキを確認してしまうぐらい重かった

それから渋滞などで少しだけ前車との間を詰めたいというとき ポンッと発進して惰性だけで進みたいと思っても 思った位置まで届かないなんてこともあった

最も嫌だったのは 平坦な道路なのに まるでうねりにハンドルを取られたような挙動があったこと
これはかなり気持ち悪い感覚だった

これらがどんどんひどくなってきたので 行きつけのチューンショップのホンダツインカム杉並店で相談してみた
点検の結果 ブレーキキャリパーのオーバーホールで解決しそうだということになり 作業開始は部品の入庫次第となった

それが月曜日に連絡があり 部品がすぐに入りそうなので お盆前に終わらせることができるとのこと

結局 月曜の夜に車を預けて 火曜日の夜には完成した

今回は同時にブレーキラインをステンレスホースに取り換えた

実際に走ってみたら車が軽いとかの感動が得られるかと思ったが 悪い状態が普通になっただけなので 特に感動するほどではなかった
まあ 考えてみれば数ヶ月前はこれが当たり前だったわけで その状態に戻っただけだから感動するほど変化を感じなくて当然ということか

ブレーキラインをステンレスホースに換えたのも 今のところは変化を感じるほどではない
これも劣化予防が目的なので 効果を体感するのは難しいのかもしれない

それにしても去年の今頃もホンダツインカムで足回りのブッシュ交換をしてもらって 今回はブレーキキャリパーのオーバーホールをお願いしたのだが どちらもお盆休みで実家に帰省する寸前にやってもらえたのでかなり助かった
S2000で有名な店はどこも予約で混んでいて作業が先延ばしされてしまうが ホンダツインカムはメカニックの人数も多いし 作業は早くて正確なのでいつも助けてもらっている

お盆休みでの帰省から戻ってきたら 足回り絡みで依頼している作業があるので 完成したらまたここに書いておこう

こういうブログって チューニング記録として意外に役にたっているので 紹介がてらのメモとしてこれからもいろいろ書いていこうと思う

モデューロリップスポイラー

このブログでは文章でばかり紹介してきたモデューロリップスポイラーだが 写真を撮ってきたので紹介しておきたい
モデューロリップスポイラー

完全ノーマル状態のフロントに比べるとちょっと厳つい外観になったかもしれない

ちなみにノーマル状態はこちら

17インチ時代のフロントビュー
17インチ時代のフロントビュー

この角度からだとそうでもないが モデューロリップスポイラーを付けている状態に比べると女性的?
いやウーパールーパー的という感じだろうか

そしてちょっと前に紹介したG.R.CRAFTのカーボンリップスポイラーを付けた状態はこちら

カーボンリップ(G.R.CRAFT)
カーボンリップ(G.R.CRAFT)

こっちはあごひげのあるウーパールーパー……という感じ

G.R.CRAFTのカーボンリップスポイラーを付けた状態では空力改善を特に感じなかったが モデューロリップスポイラーは安定感を感じることができた
「取り付けている」という心理的な影響はあると思うので ノーマル状態から明らかな変化だとは断言できないが このS2000を買って以来 横風や正面からの空気抵抗を意識しないで走れたのは初めてかもしれない……というぐらいの感覚は得られている

ちょっと前までは「いつかはタイプSのバンパーセットにしよう」なんて考えていたのだが 空力面については現在の状態で満足してしまった

ただ 高速道路の追い越し車線を走って前走車に追いつくと すぐに車線を譲ってもらえるようになってしまった
そんなに威圧感のある迫り方はしてないはずなので なんとなく複雑な気分

そしてここから自分用のメモ

普通に一般道を走行中にブレーキを引きずっているような感覚が出た
そこで整備工場でブレーキキャリパーのオーバーホールを依頼してきた
お盆休みは実家に戻るので車の入院はできないが 8月中には直してもらえるだろう

ここ数週間のS2000

ここのところ実家に用事が続いていて何往復かしているのだが 用事をこなすついでにS2000にいろいろ変化を加えたのでメモを残しておく

フロントスポイラーの変更

以前手に入れたフロントのモデューロスポイラーだが 最初は塗装代をケチるためにラッピングシートを貼ってみたりした
しかし購入したラッピングシートの色(グロスホワイト)が車体色(グランプリホワイト:NH565)と合わなかったので 結局専門業者で塗装してもらった

さすがにプロの手並みできれいに仕上がったので早速取り付けてみた

G.R.CRAFTのカーボンリップと同時装着出来る方法も模索したが けっこう大胆な加工が必要になりそうだったので今回は見送り
最近のヨーロッパ車によくあるカーボンリップを組み合わせたフロントバンパーみたいな雰囲気にできたら面白いと思ったし 仮付けしたときはけっこう格好良かったのだが 走行中に外れるなんてことがあったら大変なので しっかり付けられる方法を考えるとしよう

そしてフロントスポイラーを付けた状態で走ってみた感想だが 高速道路巡航中の安定性は増した……ような気がした
風圧に負けずに真っ直ぐ走るという安心感をやっと得られた様な気がするので これ以上空力にお金をかける必要はなさそうだ

サスのセッティングのメモ

タイヤを16インチセットに取り換えてから操作性の調整をいろいろやっていたのだが やっと丁度良い設定が見つかった感じがするのでメモを残しておく

最初は柔らかくなったタイヤの当たりに合わせてダンパーの減衰力も弱めにしてみた
ダンパーはオーリンズDFV LOAD&TRACK にSwiftスプリング F12kg R10kg
減衰力の設定値
F:6 (20段中)
R:6 (20段中)
これだと「どこの高級車だよ!」というぐらい乗り心地がふわふわになった
とは言ってもコントロールはしやすい感じなのでこのまましばらく走ってみようと思ったのだが……
高速道路でどしゃ降りの雨にあって そのときはなんだか路面状況をうまく捉えられずに怖い感じがしたのだ

そこで今度はフロントを硬めにしてみた
減衰力の設定値
F:9
R:6

これが思った以上にピタリとハマり フロントの収まりも良いし乗り心地も良い

リアはまだ少しふわふわするような気もするが 小さいS字の切り返しでもコントロールしやすかったので問題はなさそうだ
むしろこの設定に運転を合わせていった方が良いと思った

ミラーの変更

S2000は車高が低いので 後方にミニバンやSUVのようなヘッドライト位置が高い車が来ると眩しくて仕方がない
いや……ミニバンどころか普通のコンパクトカーでも眩しいと感じる

さらに後部座席からボディ後端までの距離が短いので ミニバンのような顔のデカい車が後ろに来ると圧迫感を感じることも多い

そこで以前からブルーに色づけされたミラーにしたいと思っていたのだが 値段が意外に高くてためらっていたのだ

そしたらSPOON SPORTSからBLUE WIDE DOOR MIRROR が手頃な値段で発売されたので買ってみた
SPOON SPORTS BLUE WIDE MIRROR
ついでにルームミラーも入手
SPOON SPORTS BLUE WIDE REAR VIEW MIRROR

ドアミラーとルームミラーの脱脂をして付属の両面テープで貼り付けるだけという簡単なものだが これが思った以上に効果的だった

ドアミラーの方はほんのりワイドという感じで ノーマルより表示範囲がちょっと広がった程度なので違和感はほとんどない
しかしルームミラーはけっこうなワイドミラーなので 最初は違和感がすごかった
でも1〜2時間もすると慣れるもので 後続車のヘッドライトの眩しさも抑えられたし 後ろにピッタリくっつかれたときでも圧迫感を感じなくなった

これは大成功だっと思う

短期間でいろいろと手を入れることになってしまったS2000だが ここしばらくは自宅と実家の約500kmを何度も往復することになりそうなので 高速道路を安定してメリハリのある走りができることが最優先になった
それを少しずつ実現できているのが嬉しいところだ