S2000の話題としては今更だけども エンジンを保護するためにリタードという動作がある
具体的には 水温や吸気温度が適正な範囲から外れると 点火時期や燃料の濃さを調整してエンジンのパワーが下がるというもの
以前からいろいろ調べてリタードについては知っていたが 実際の温度がどうなっているか知りようがなかったので気にしないようにしていた
しかし夏になって暑い日が続いてくると 点火時期が遅くなったと思われるエンジンのガラガラ音を聞く機会が増えてきた(ひどいときはディーゼル車か と思えるほど)
それで今回 OBDIIから情報が取れるレー探を取り付けて 待ち受け画面にエンジン水温と吸気温を表示するようにしてみた
お盆休みの渋滞を走っているときなどは 水温の適正値80-90℃ に対して95℃程度になってるし 吸気温度に至っては適正の40℃未満に対して65℃とかになっている
水温はちょっとスピードを出せばすぐに下がるのでとりあえず問題はないのだが 吸気温は走ってもなかなか下がらない
ラジエーターを通り過ぎて熱くなった空気がエアクリーナーに行くから温度が下がらないと推察できるので なんとかならいかちょっと工夫をしてみた
既に多くのチューンアップパーツとしてラジエーターを追い越してバンパーから吸気できるものは出ているのだが どれもそれなりに高価なので ちょっとした実験程度で購入するのは抵抗がある
そこで台所用品として売っている天ぷらの油などをガードするアルミ板を買ってきて エアクリーナーボックスの吸入口からラジエーターを追い越して吸気できるように貼ってみた
(写真を用意しないとイメージしにくいと思うが あまりに素人仕事・やっつけ仕事なので公開は控えたい)
とりあえずアルミテープで固定して走ってみたが さすがに夏場の気温で40℃未満をキープはできないが 走ってさえいれば50℃を超えることはなくなった
リタードはスイッチのように切り替わるわけじゃなく 数値に比例して適用されるようなので 40℃に近くなれば効果があると言えるだろう
実際にパワーの低下はほとんど感じなかったし
こんな簡単な工作でも効果があると SpoonやJ’s Racingから出ているカーボンの吸気ダクトとか 無限のエアクリーナーとかを付けたくなってくる
しかし冷静になってみると サーキットでタイムアタックをするとかでもないので 適正温度にこだわる必要もないのかなという気がしてくる
まあ 今のままでは人前でボンネットを開けるのが恥ずかしいような状態なので もうちょっと体裁を整えたいとは思っているのだが……