S2000購入の話

これは自分用のメモ
他の人にはあまり役に立たないだろう

先日ホンダのS2000を購入した
2001年(平成13年)式のLA-AP1-110型
走行は約11万キロの個体だ

S2000は前期型の2リッタータイプと2.2リッタータイプがあるが 9千回転まで回せるエンジンが載っている前期型にしぼって探していた
前期型でもAP1-100・110・120・130・135・200とマイナーチェンジが繰り返されて それがけっこう変化が大きいと知ったのは購入した後だった

中古車情報はカーセンサーとGoonetの両方を見て探したが 最優先したのは修復歴が無いこと
走行距離は年式から言って12万キロまでは候補にしていた

結果として3台ほどが最終候補に残ったが 現物を見に行ったのは今回買った1台のみ
修復歴が無く色が好みで オーディオも入れ替えてあり社外アルミも装着済み
足回りがノーマルというのも最終的に決め手になった
試乗のときはS2000という車の特性に驚いてしまって 個体の良し悪しを判断するところまで行けなかったのが正直なところ

そして購入してから2ヶ月ほどがたったわけだが S2000という車がどういうものか分かってくると細かい不満がいろいろ出てきた

まずはクラッチ

クラッチペダルが重く ペダルを奥まで踏み込むと引っ掛かりがあって戻りが一瞬遅れる
さらにクラッチが切れる位置がちょっと判りづらくてシフトチェンジが引っかかるときがある

これではスポーツ走行はおろか 普通に走るのにも支障があるので ホンダ専門のショップで診てもらうことにした

ざっと診てもらった結果はクラッチ周りの部品を全て交換することになった
心配していたミッションの引っ掛かりは おそらくクラッチが直れば解消するのではないかとのこと

まだ予約をしただけで作業を待ってる状態だが これでとりあえずは一安心

ところが最近 それなりの距離を走り回ってみたところ タイヤの接地感が軽くてサスがフワフワする
高速道路のゆるいカーブで法定速度+α(αはご想像に任せる)で今まで経験したことのない奇妙な挙動が起こった
最初は滑ったのかと思ったが タイヤはしっかりグリップしているしなんとかリカバリーできた
タイヤのグリップが失われたのなら とっくにスピンかガードレールに張り付いてしまったはずなのだ

どうやらダンパーが抜けてしまっているらしい

これではとてもスポーツカーとは言えない状態なので クラッチのオーバーホールのついでにダンパーも交換してもらうことにした
ノーマルダンパーの新品を組み込むのが安上がりではあるが 今回は車高もちょっと落としたかったので社外ダンパーとスプリングに交換
銘柄はまだ最終決定していないので 完了して走ってみてから書くことにしよう

こんな風にS2000は古い個体ならば安く手に入れることができるが その後はけっこうお金がかかると思っていたほうが良い
ということはボディーにダメージの無い個体が最良ということになる

ショップの人にも言われたが 買ってからお金をかけずに乗るならAP1-130以降が良いが お金をかける覚悟があるならAP1-100~120の方が面白いと
まあ それはお金をかけてくださいね宣言とも取れるが 私としてもローンを払いきるまでの間ぐらい元気に走ってくれれば良いという認識だったのが 10年ぐらい保たせてみたいという気持ちに変わってきている

それは最近発売される車に魅力を感じないし S2000のような車は二度と発売されないだろうなという車状況もある
もしかしたら買った時の値段と同じぐらいかそれ以上の金額がこれからかかってしまうかもしれないが 部品が手に入るうちに新車並みかそれ以上の車にしてみたいものだと思う