「S2000」カテゴリーアーカイブ

スロットルワイヤーの調整

最近 S2000のエンジンの調子が悪かった

具体的にどんな症状かと言うと…
・発進時に回転の上がりがもたつくのでエンストしそうな不安感がいつもある
・街中を巡航しているときに 2000-3000回転ぐらいでエンジンブレーキが効いてるような抵抗感がある

さらに渋滞にハマっているとき エンジンチェックランプが点灯することもあった
(エラーコードは失火)

これらの症状からネットで情報を漁ってみると だいたいはスロットルバタフライの汚れだとか O2センサーを交換したら直ったとかの事例が見つかった

スロットルバタフライの汚れに関しては ビックスロットルに取り換えてからまだ1万km程度しか走ってないのでひどい汚れは考えにくい

そうなるとO2センサーが怪しいということになるのだが S2000はエキゾーストパイプに1個 触媒に1個というふうに2カ所の交換が必要で さらに触媒の中身が動いてしまっているような状態だと触媒の交換まで必要になる
いろいろ事情があって今はその予算を用意することができない

そこでまず無料でできるスロットルバタフライを点検してみることにしたのだが サクションパイプを外してスロットルの開け閉めを確認するときにスロットルワイヤーがやけにたるんでいることに気がついた
バタフライは特に汚れていなかったので そのまま元に戻したのだが どうにもそのワイヤーのたるみが気になる

そのときはワイヤーのたるみと不具合の症状が結びつかなかったのだが その後に長時間運転をしてみると不具合のほとんどはワイヤーのたるみが原因じゃないかと思えてきた

まず発進時の回転の上がりがもたつくというのは アクセルを踏んでもワイヤーのたるみが大きいせいですぐにはスロットルが開かないから起きていると考えられる

また2000-3000回転で巡航中にエンジンブレーキが効いているような抵抗感を感じるのは パーシャルスロットル(アクセルを踏むでも抜くでもない回転数保持の踏み方)をキープしているつもりがワイヤーのたるみがあるのせいでアクセルオフ状態になりやすいから実際にエンジンブレーキがかかってしまっていると考えられるのだ

そこでちょっと深めにアクセルを踏む意識を持って走ってみたところ エンジンは快調に回ることが確認できた

同じ車をずっと運転しているとアクセルの踏み加減がだいたい固定されてくるので その記憶しているアクセル位置では実際よりもスロットルが小さくしか開いていないという状態をエンジンの不具合と感じてしまっていたようだ

こうなるとスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の張り具合を調整すれば 無料でエンジンの調子を戻せるかもしれないと思い実際にやってみた

調整前の写真がこれ
スロットルワイヤー(調整前)
写真だと分かり難いが ワイヤーはかなりたるんでいる

写真の○印にあるナット(12mm)位置を動かして張り具合を調整する

調整後がこれ
スロットルワイヤー(調整後)
ナットの位置がだいぶ動いているのが分かるだろうか

ワイヤーはだいぶ伸びてしまっているらしく調整可能な範囲でギリギリまで動かしてみてもまだ遊びは大きい状態だったが 実際に運転してみると不具合に感じていた回転のもたつきは解消されてかなりレスポンスが良くなった

スロットルワイヤーはだいぶくたびれているので近いうちに交換した方が良さそうだが 最初に考えていたO2センサーや触媒などに比べればかなり安く済む

今回は意外なところでレスポンスが悪くなるという一例なので 気になったら点検すると良いかもしれない

ちなみにエンジンチェックランプが点灯する原因は未だ分かってない
毎回失火が記録されるので 最初はO2センサーからのECUの判断ミスが原因かと思ったが もしかすると交換履歴の無いインジェクターあたりが怪しいかもと思っている

時間が経って気づいたこと

お盆休み前にブレーキキャリパーのオーバーホールを行って その後に9月に入ってからシートの取り換えをやったのだが 取り付けた直後は気づかなかったことに 時間が経ってみたら気づいたということがあった

これは作業直後だとその内容にイメージを持ってしまっていて まずは期待通りかどうかを判断してしまうから 思ったほど変わらないと感じてしまうことが多いのかもしれない
やっぱりイメージとかメンタルの影響は大きいと感じてしまう典型的な例だと思った

そして1~2週間ぐらいの期間を置いてから運転してみると 変更を行う前のイメージで運転するから 変化に初めて気づくという感じ

というわけでブレーキキャリパーのオーバーホールと同時にブレーキラインをステンレスメッシュのものに取り換えたのが お盆休みから戻ってきてからしばらくして運転したら ブレーキペダルの踏みしろがけっこう違ってることに気づいた
変更前でもブレーキの引きずりはあるものの 効き自体は充分だと思っていたのだが ステンメッシュのホースに取り換えてからの方がずいぶんと扱いやすくなっていた

そしてシートの変更

レカロのSP-JJ(セミバケット)からRS-G(フルバケット)への変更だが 取り換えた当日は古いシートがへたっている上に取り付けもガタついていたので 尻に感じるダイレクト感ばかりに気を取られてしまったが 約一週間経ってから運転してみると 取り換え時には判断できなかったポジションの低さにやっと気づいた

SP-JJは座面がかなり厚手なのでノーマルシートよりもポジションが上がっていることは理解していたが RS-Gに取り換えた直後は座面がそんなに下がったとは感じなかった

ところが時間が経ってみると シフトレバーとアームレストの中間あたりにあるドリンクホルダーに入れた小物がシフトするときに腕に当たることに気づいた
ドリンクホルダーからの出っ張りはほんのちょっとなのに当たるということは 肘の位置が下がってるということなので それだけでもポジションがだいぶ下がってることが分かる

さらに信号機が近い交差点だと 今までなら体をかなり前に乗り出さないと見えなかったりしたのだが 今は頭一つ分ぐらい前に乗り出すとしっかり見える

ただしRS-Gは尻のサイズがギリギリなので これ以上は絶対に太ることができないと感じられるほど 座り心地はキツキツだ

まだ長距離を走ってないので疲労感の程は分からないが 現時点はでは「ちょっとやり過ぎだったかもしれない」という後悔の気持ちが少々湧いてきている

まあ 慣れればなんとかなるのだろうが……

ちなみにシートレールの設定は 標準シートレールにフルバケット用のアダプターを使って シートレールとアダプターの接合は6mmのスペーサーを2つかませて取り付けてある
そしてシート本体とアダプターの取り付けは前後とも2段中の下段を使用

今はシフトするときに肘がシートのサイドに当たっているので 前を上段 後を下段という風に少しだけ寝かせるのが良いかもしれないと思っている
近いうちやってみよう

RECARO RS-G GK

今日 運転席のシートを取り換えてきた

今までのレカロSP-JJ フランカーからレカロのRS-G GK というフルバケットシートへの変更だ
RECARO RS-G GK

せっかくレカロを付けていたのになぜ?と思われるだろうが 実は最近 シートの取り付けにガタがきていて運転していてものすごく気持ち悪かったのだ
取り外してガタを直せばなんとかなると思って自分で作業してみたのだが 手持ちの工具ではどうしても外すことができない
それに今までのシートは膝の下あたりにあるサポートが高くてクラッチを踏むときに圧迫感を感じていた
その圧迫感を避けるために好みのポジションよりも1ラッチ前に出していたのだが これだとクラッチをつないだときに膝がステアリングコラム左あたりに当たってしまう
まあ なんだかんだで不満があったのだ

そこでS2000の車外シートでは定番になってるレカロのRS-Gにしようと思い立って レールの状態も不安だったので新品にしてプロの手で取り付けをしてもらったというわけだ

今までのシートがガタついていた原因はシートレールの不具合ではなくて シートレールとシートをつないでいるボルトを受けるシート側のナットが外れてどこかに行ってしまったことだった
シート側にナットを収めている四角い袋状の部品がくっついているのだが これが意外に柔らかいので取り付けるときにもなんだかしっくり来ないとは思っていた
どうやらボルトの長さをきっちり合わせないとダメだったようだ

それからRS-Gに取り換えてから気がついたのだが SP-JJの方は座面がだいぶへたっていてフワフワと落ち着かない状態だった
最近どうにもサスのセッティングが決まらないと悩んでいたのだが 問題があったのはサスではなくてシートだったというわけだ

そして肝心のRS-Gだが 乗り降りがかなり厳しい状態になった
乗り降りする度にシートレールを下げる必要があるので 慣れるまでちょっと時間がかかりそうだ

しかしシートにスッポリと収まって運転している感覚はなかなか良い

フワフワとした感触は一切なくなるので路面からのインフォメーションはダイレクトに伝わってくるのだが これがスポーツカーを運転しているという気分を盛り上げてくれる
路面からのインフォメーションとは言ってもサスペンションブッシュを取り換える前のゴツゴツ・ガタガタといったものではないので 路面状況やタイヤの状態を掴みやすく本当に楽しくなってくる

ちなみにシートレールはRS-GやTS-G用に用意されているウルトラローポジションのものではなくて 標準タイプにサイドアダプターを組み合わせたものだ
高さはノーマルシートとほぼ同じで 今までのSP-JJより低い

それにしてもシートを換えて思ったことだが SP-JJを取り付けた頃にもしRS-Gを選んでいたとしたら サスペンションブッシュがへたっている足回りからのゴツゴツ・ガタガタ感に辟易していたかもしれない

中古のS2000を買ったらまずサスペンションブッシュの交換が必要かどうかを判断して シート交換はその後にした方がよさそうだ

そしてSP-J系のシートはS2000に付けると干渉しまくりなので 慣れたプロショップ意外での取り付けは勧められない
RS-GはまさにS2000の標準シートと呼ばれるぐらいに自然に取り付くので スポーツカーらしさを望むなら大推薦したい

乗り降りは大変だけれども……

アッパーアーム補強

初期型S2000の弱点と言われるのがフロントサスペンションのアッパーアームブラケットの強度

開発された1999年頃よりも現代ではタイヤのグリップが上がった上に サイズもサーキット仕様だと18インチで265幅とかを履かせる人もいたりして 最悪の場合はブラケットの溶接が剥がれてきたりするらしい

その予防にはspoonから発売されているガゼットプレートを溶接して補強するのが一般的らしいのだが ショップによる溶接が必要なので 作業する人の腕前が出来上がりに影響するのがなんとなく気に入らなかった

そこで勧められたのがJUN MACHINE SHOP(田中工業株式会社)から発売されている「フロントアッパーアームブラケットブレース」というもの

取り寄せてもらっての取り付けを今日やってもらってきたので 写真で紹介しておこう

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース

角度を変えてもう一枚

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース(2)

このようにアッパーアームブラケットの間に取り付けて アームへの負荷を分散させるのが目的らしい
見た目もそんなにすごい補強をしている感もないし溶接もしないので こんなんで本当に予防になるのか?なんて思ってしまうが 実際に勧められた店で施工した人で溶接剥がれが発生したことはないとのこと
サーキットでの走行会などを頻繁に行っている店での実績なので信用して良いだろうと思った

ちなみに部品代と工賃を合わせて 44,280円也(税込)
作業時間は1時間程度だった
spoonのガゼットプレートだと部品代だけで54,000円(税別)なので 溶接を含む工賃込みだといくらになるか……

まあ私の場合はサーキット走行を行うつもりもないしフロントタイヤを極太サイズにする予定もないのだから 簡単にブラケットの剥がれが発生しないとは思うが このS2000を最低でもあと10万kmは保たせたいと思っているのでウィークポイントは潰しておきたかったのだ

あとはリアハブの新調を行えば不安要素はほぼ無くなるのだが 今のところはガタも出ていないので異音が出てきたら交換するとしよう

それにしてもいろいろと金の掛かる車だ……

ブレーキメンテナンスの顛末

ここ最近 どうにもブレーキを引きずっている感覚があった

どんな症状が出ていたかと言えば……

まず信号待ちとかからの発進が重い
思わずサイドブレーキを確認してしまうぐらい重かった

それから渋滞などで少しだけ前車との間を詰めたいというとき ポンッと発進して惰性だけで進みたいと思っても 思った位置まで届かないなんてこともあった

最も嫌だったのは 平坦な道路なのに まるでうねりにハンドルを取られたような挙動があったこと
これはかなり気持ち悪い感覚だった

これらがどんどんひどくなってきたので 行きつけのチューンショップのホンダツインカム杉並店で相談してみた
点検の結果 ブレーキキャリパーのオーバーホールで解決しそうだということになり 作業開始は部品の入庫次第となった

それが月曜日に連絡があり 部品がすぐに入りそうなので お盆前に終わらせることができるとのこと

結局 月曜の夜に車を預けて 火曜日の夜には完成した

今回は同時にブレーキラインをステンレスホースに取り換えた

実際に走ってみたら車が軽いとかの感動が得られるかと思ったが 悪い状態が普通になっただけなので 特に感動するほどではなかった
まあ 考えてみれば数ヶ月前はこれが当たり前だったわけで その状態に戻っただけだから感動するほど変化を感じなくて当然ということか

ブレーキラインをステンレスホースに換えたのも 今のところは変化を感じるほどではない
これも劣化予防が目的なので 効果を体感するのは難しいのかもしれない

それにしても去年の今頃もホンダツインカムで足回りのブッシュ交換をしてもらって 今回はブレーキキャリパーのオーバーホールをお願いしたのだが どちらもお盆休みで実家に帰省する寸前にやってもらえたのでかなり助かった
S2000で有名な店はどこも予約で混んでいて作業が先延ばしされてしまうが ホンダツインカムはメカニックの人数も多いし 作業は早くて正確なのでいつも助けてもらっている

お盆休みでの帰省から戻ってきたら 足回り絡みで依頼している作業があるので 完成したらまたここに書いておこう

こういうブログって チューニング記録として意外に役にたっているので 紹介がてらのメモとしてこれからもいろいろ書いていこうと思う

モデューロリップスポイラー

このブログでは文章でばかり紹介してきたモデューロリップスポイラーだが 写真を撮ってきたので紹介しておきたい
モデューロリップスポイラー

完全ノーマル状態のフロントに比べるとちょっと厳つい外観になったかもしれない

ちなみにノーマル状態はこちら

17インチ時代のフロントビュー
17インチ時代のフロントビュー

この角度からだとそうでもないが モデューロリップスポイラーを付けている状態に比べると女性的?
いやウーパールーパー的という感じだろうか

そしてちょっと前に紹介したG.R.CRAFTのカーボンリップスポイラーを付けた状態はこちら

カーボンリップ(G.R.CRAFT)
カーボンリップ(G.R.CRAFT)

こっちはあごひげのあるウーパールーパー……という感じ

G.R.CRAFTのカーボンリップスポイラーを付けた状態では空力改善を特に感じなかったが モデューロリップスポイラーは安定感を感じることができた
「取り付けている」という心理的な影響はあると思うので ノーマル状態から明らかな変化だとは断言できないが このS2000を買って以来 横風や正面からの空気抵抗を意識しないで走れたのは初めてかもしれない……というぐらいの感覚は得られている

ちょっと前までは「いつかはタイプSのバンパーセットにしよう」なんて考えていたのだが 空力面については現在の状態で満足してしまった

ただ 高速道路の追い越し車線を走って前走車に追いつくと すぐに車線を譲ってもらえるようになってしまった
そんなに威圧感のある迫り方はしてないはずなので なんとなく複雑な気分

そしてここから自分用のメモ

普通に一般道を走行中にブレーキを引きずっているような感覚が出た
そこで整備工場でブレーキキャリパーのオーバーホールを依頼してきた
お盆休みは実家に戻るので車の入院はできないが 8月中には直してもらえるだろう

ここ数週間のS2000

ここのところ実家に用事が続いていて何往復かしているのだが 用事をこなすついでにS2000にいろいろ変化を加えたのでメモを残しておく

フロントスポイラーの変更

以前手に入れたフロントのモデューロスポイラーだが 最初は塗装代をケチるためにラッピングシートを貼ってみたりした
しかし購入したラッピングシートの色(グロスホワイト)が車体色(グランプリホワイト:NH565)と合わなかったので 結局専門業者で塗装してもらった

さすがにプロの手並みできれいに仕上がったので早速取り付けてみた

G.R.CRAFTのカーボンリップと同時装着出来る方法も模索したが けっこう大胆な加工が必要になりそうだったので今回は見送り
最近のヨーロッパ車によくあるカーボンリップを組み合わせたフロントバンパーみたいな雰囲気にできたら面白いと思ったし 仮付けしたときはけっこう格好良かったのだが 走行中に外れるなんてことがあったら大変なので しっかり付けられる方法を考えるとしよう

そしてフロントスポイラーを付けた状態で走ってみた感想だが 高速道路巡航中の安定性は増した……ような気がした
風圧に負けずに真っ直ぐ走るという安心感をやっと得られた様な気がするので これ以上空力にお金をかける必要はなさそうだ

サスのセッティングのメモ

タイヤを16インチセットに取り換えてから操作性の調整をいろいろやっていたのだが やっと丁度良い設定が見つかった感じがするのでメモを残しておく

最初は柔らかくなったタイヤの当たりに合わせてダンパーの減衰力も弱めにしてみた
ダンパーはオーリンズDFV LOAD&TRACK にSwiftスプリング F12kg R10kg
減衰力の設定値
F:6 (20段中)
R:6 (20段中)
これだと「どこの高級車だよ!」というぐらい乗り心地がふわふわになった
とは言ってもコントロールはしやすい感じなのでこのまましばらく走ってみようと思ったのだが……
高速道路でどしゃ降りの雨にあって そのときはなんだか路面状況をうまく捉えられずに怖い感じがしたのだ

そこで今度はフロントを硬めにしてみた
減衰力の設定値
F:9
R:6

これが思った以上にピタリとハマり フロントの収まりも良いし乗り心地も良い

リアはまだ少しふわふわするような気もするが 小さいS字の切り返しでもコントロールしやすかったので問題はなさそうだ
むしろこの設定に運転を合わせていった方が良いと思った

ミラーの変更

S2000は車高が低いので 後方にミニバンやSUVのようなヘッドライト位置が高い車が来ると眩しくて仕方がない
いや……ミニバンどころか普通のコンパクトカーでも眩しいと感じる

さらに後部座席からボディ後端までの距離が短いので ミニバンのような顔のデカい車が後ろに来ると圧迫感を感じることも多い

そこで以前からブルーに色づけされたミラーにしたいと思っていたのだが 値段が意外に高くてためらっていたのだ

そしたらSPOON SPORTSからBLUE WIDE DOOR MIRROR が手頃な値段で発売されたので買ってみた
SPOON SPORTS BLUE WIDE MIRROR
ついでにルームミラーも入手
SPOON SPORTS BLUE WIDE REAR VIEW MIRROR

ドアミラーとルームミラーの脱脂をして付属の両面テープで貼り付けるだけという簡単なものだが これが思った以上に効果的だった

ドアミラーの方はほんのりワイドという感じで ノーマルより表示範囲がちょっと広がった程度なので違和感はほとんどない
しかしルームミラーはけっこうなワイドミラーなので 最初は違和感がすごかった
でも1〜2時間もすると慣れるもので 後続車のヘッドライトの眩しさも抑えられたし 後ろにピッタリくっつかれたときでも圧迫感を感じなくなった

これは大成功だっと思う

短期間でいろいろと手を入れることになってしまったS2000だが ここしばらくは自宅と実家の約500kmを何度も往復することになりそうなので 高速道路を安定してメリハリのある走りができることが最優先になった
それを少しずつ実現できているのが嬉しいところだ

トランクのデッドニング

現在S2000のマフラーにホンダツインカムFEEL’S・ソニックマフラーを使っている
ソニックマフラー
このマフラーは店頭で衝動買いしてしまったものだが 抜けも良いし音もけっこう気に入っている

しかし3000-3500rpmぐらいに耳に圧迫感を感じるほどの籠もり音がある
この範囲は高速巡航中に頻繁に使う回転数なので 実はずっと気になっていたのだ

でもこの籠もり音はマフラーの特性で 別のに取り換えない限り我慢するしかないと思っていたのだが 他のマフラーでもだいたい同じような籠もり音があるらしく どうやらボディに共鳴しているのが原因かもしれないと考えてみた
そこでネットで情報をあさってみると やはり同じような籠もり音解消目的でトランクのデッドニングをやってる人がいるのを見かけた

S2000のトランクには標準工具を収納するヘコみがあり そこの鉄板に防振材を貼り付けれ共鳴を抑えられるらしい
さらに吸音シートも鉄板と内張りの間にはさめば良さそうだと思い Amazonで早速購入してみた

 

トランクに入れっぱなしの工具やら何やらを全部取り出し 内張りを外して トランクの鉄板までたどり着くのに意外に時間がかかってしまったが 防振シートは簡単に貼ることができた
(毎度のことだが 写真は撮り忘れた)

吸音シートもそれなりに上手く貼り付けることができたので内張りを戻し ついでにスペアタイヤの収納スペースに残った吸音シートを押し込んで完成

とりあえず近場を15〜20分程度走り回ってみたが 3500rpm前後の籠もり音は抑えられた感じがした

これで完成したと思って高速道路を長時間走ったのだが 耳に圧迫感を感じるほどの籠もり音はだいぶ抑えられたものの 3000±100rpmの範囲だけ音が籠もる
全体的にマフラーの音質は変わらずに共鳴音だけ消えてくれるのが理想で それに近づいた感じはあるのだが この狭い範囲の籠もり音はどうしようもないようだ

こだわる人は運転席や助手席の床までデッドニングをやるらしいが どうしたものか……

籠もり音が共鳴する場所がはっきり判れば対策を立てやすいのだが 闇雲に防振材を貼るのはさすがにやりたくないので ピンポイントで改善できそうな方法が見つかるまでは我慢して様子を見ることにしようと思う

車で散歩が意外に難しい

車で散歩……歩くわけじゃないから散歩というのも変だが 要するに近場をぶらぶらと目的もなく散策するのを車で……という意味だ

私が住んでいるのは都内のわりと中心に近い場所
山手線の内側……と言うよりも車で分かりやすいのは明治通りの内側といったところ
大都会を想像するかもしれないが 特に繁華街もなく 夜になると寂しいぐらいの人口になる場所だ
駅からちょっと離れると家賃も手頃なので 買い物や娯楽の不便さを許容できるなら住みやすいと言える

そんな場所で車を買ってもうちょっとで2年になろうとしているが ちょっと車でウロウロしたいと思ったときに どっちに向かっても渋滞ゾーンを抜けないといけないのが悩みの種

ちょっと遠めのドライブに行きたいと思ったときは気合いが入ってるから気にならないが 普段ちょっと郊外の買い物スポットを目的地に設定しただけでもナビは首都高利用を勧めてくる
それに逆らって一般道を設定しても 環七より外に出たあたりで渋滞疲れしてしまっているような状態

むしろ軽いドライブ目的なら 都心方面に向かった方がいいのだろうか……

そう言えばだいぶ以前に千葉方面で夜通し遊んで明け方の都心を走ったときはガラガラの道路にちょっと感動を覚えたものだった
ただ最近は歳を取ったせいか夜中に遊び歩くこともなくなったし 明け方の都内とかにはまったく縁が無くなってしまった
まあ もっと歳を取ったら夜明けと同時に目が覚めるようになるかもしれないのだが……

アドバンスポーツV105を再評価

ゴールデンウィーク後すぐにS2000のタイヤセットを
F225/45R17 (7.5J 17 +50) グッドイヤー RS SPORT S-SPEC
R245/40R17 (8.5J 17 +50) グッドイヤー RS SPORT S-SPEC
から
F205/55 R16 (6.5J 16 +55) YOKOHAMA ADVAN SPORT V105
R225/50 R16 (7.5J 16 +65) YOKOHAMA ADVAN SPORT V105(MO:メルセデスOEM……通常モデルはサイズが無かった)
に取り換えたのだが 使い始めは操作性が変わってずっと戸惑っていた

しかし先日 ちょっと用事があって実家まで往復(片道約500km)してだいぶ慣れてきたのか 評価が変わってきたのでメモしておく

その実家への移動中に高速道路で大雨にあったのだが 取り換える前のRSスポーツだったらハイドロプレーニングを起こしていたいたようなウエット路面でもグリップ感が失われることはなく すごく安定してた
今回のタイヤを選ぶときに耐ハイドロ性能はかなり重視しいていたので これは想定通り

そしてドライ路面でのグリップや突き上げについてだが 使い始め100km程度のときはゴツゴツ感があって乗り心地に不満があったのだが 1000km程度走った今はちょうど良い硬さになった
むしろふわふわと感じるぐらいに柔らかいので 硬めのサスと合ってない感じで 路面のギャップでよく跳ねる

でも上下方向の跳ねさえ目をつぶれば ハンドリングやグリップ感はすごく良い
この上下方向の跳ねについては ダンパーの設定を探っているところなのだが スプリングの設定も17インチに合わせたものなので ちょっと合ってないかもしれないとも思う

まあ 普段使いから長距離ドライブまで考えると 高速道路の巡航で快適な設定にすると市街地ではちょっと硬いと感じるようになるし 首都高あたりでちょうど良い設定だと尚更硬くなる
自分の運転に足回りを合わせていくというのが良いのだろうが ある程度調整したら その足に運転の方を合わせていく方が簡単かもしれない

あれ?!タイヤの評価をあんまり書いてない……

ちょっとまとめきれないので散文的になってしまうが アドバンスポーツV105はS2000の普段使いのタイヤとして信頼の置けるグリップと排水性を持っていると思った
タイヤ変更からすぐに感じたのは 後輪ステアの感覚が強くなったことだった
後輪ステア感覚と言ったが これはレーンチェンジやコーナリングでリアタイヤが敏感に反応するので アクセルを雑に踏んでるとギクシャクしてしまうという感じを言い換えた方がいいのかもしれない

とにかくアクセル操作がちょっとシビアになったような感覚だった

でもこれはタイヤの銘柄の違いよりも 後輪のトレッド幅が狭まったうえにタイヤ幅も狭まったことが影響しているのだろうと思った

それにRSスポーツのような今どきのハイグリップタイヤは ステア操作への反応を少々鈍くしても絶対的なグリップを優先しているらしく 普段使いの速度域だとむしろ緩い操作性に感じられるらしい
そこからV105のようなスポーツタイヤに換えたのだから操作性がシビアになったと感じても不思議ではないのだろう

とりあえずV105はグリップに不満がなく 操作性のシビアさも慣れればむしろ扱いやすいと感じられるレベルだし 乗り心地も(跳ねを除けば)悪くない
跳ねについてはダンパーの減衰値を探っているところなのでそのうち解決するか 慣れるかするだろう

ちなみに現在のダンパーの状態
サスペンションはオーリンズ R&T Swiftスプリング F12kg R10kg
減衰値
F 6 (20段階中)
R 8 (20段階中)

全然まとまってないが とりあえずメモなので……