タイヤの話

先日S2000のタイヤをスタッドレスから夏タイヤに交換した
具体的にはミシュランX-ICE3からブリヂストン ポテンザRE-050Aへの交換

ミシュランのX-ICE3はスタッドレスとは思えないぐらい剛性がしっかりしてて 乾いたアスファルト路面などでも普通に走り回ることができたので すっかりその操作性に慣れてしまっていたのだが RE-050AにしてみたらS2000のハンドリングはこんなに鋭かったんだっけか……と思い出させられた

けっこう剛性感があるとは言ってもX-ICE3はやはりスタッドレスなので 緩い感じの操作性なんだということを認識させられたということだ

しかし そのRE-050Aも後輪がスリップサインが出るほど減っていたので早急に交換の必要があった

候補としてはRE-050Aの後継であるポテンザのS001が順当なところなのだが 他のタイヤにも興味がある
例えばスタッドレスの感じが良かったのでミシュランのスポーツタイヤも考えてみた
ちょっと緩いと思われるパイロットスポーツ3とか 完全なスポーツ寄りのパイロットスーパースポーツあたり

本当は出たばかりのパイロットスポーツ4がちょうど良さそうなのだが 購入段階ではまだ価格も落ち着いてないし納期も不明だった

そうなるとパイロットスーパースポーツかなあ……と思ったが 価格が高めな上に納期が不明とのこと

相談したのがグッドイヤーの店だったので この際グッドイヤーのハイグリップタイヤのイーグルRS-SPORTS S-SPECにしてみようと決めた

実のところ 普段から車談義をするときに「タイヤは大事」ということを力説している割には 今まで本格的なハイグリップタイヤを使ってみたことがなかったので 最新のコンパウンドを使ったスポーツタイヤを使ってみたかったのだ

結果は大正解

X-ICE3では乗り心地は良いが どこか浮いて走ってるような感覚があったのだが 今ではすっかり路面にペターっと張り付いて走ってるようで安心感がだいぶ違う
加減速も思い通りにできるしハンドリングも切れ味が良くなったので 普通に楽しく走ることができる

難を言えばタイヤに対してブレーキが完全に負けてる状態なので ブレーキを強化したくなってきたことだろうか

本当ならばロードノイズがどうだとかコントロール性がどうだとかのインプレッションを詳しく書いてみたいところだが 音についてはS2000そのものが外から内からいろんな音が普段から聞こえてる車だし コントロール性については 減ったRE-050A → スタッドレス → リアだけイーグルRS-SPORTSという状態なので よく解らないというのが正直なところ

フロントも6分山といったところなので そう遠くない時期に交換が必要だと思うが そこで前後の銘柄を揃えてから初めて違いが分かると思う

ただ スタッドレスではタイヤの柔らかさで路面の凹凸を吸収してくれた感があったのだが 夏タイヤはそれに比べると硬いのでゴツゴツ感はするようになった
不快なほどではないが ちょっと実験的にダンパーの減衰力を変えてみることにした

普通ならは乗り心地の改善のためにダンパーの減衰力を落とす方向に調整するのだが なんとなく減衰力を上げる(つまり堅めに)方向に調整してみることにした
具体的にはOHLINS DFV(20段調整)の減衰力を5から7に上げてみた(13段戻し)

たぶんゴツゴツ感は増すだろうなと思っていたのだが これが意外なことにスプリングの跳ねをしっかり吸収して不快感がまったく無くなった
スプリングはSwiftのF12kg R10kgなのだが バネの硬さとダンパーの減衰力が丁度良く釣り合ったのかもしれない

首都高のC1だとか横羽線の路面が荒れ気味な区間でも それなりに上下動はするものの それがハンドリングやレーンチェンジに影響しないし 腰に衝撃も来ない

こんな結果を体験するとタイヤと足周りのセッティングがちょっと面白くなってきた

まあ あまりあれこれいじりすぎると泥沼にハマりそうなので 今のセッティングでいろいろな道を走ってみようと思う

それにフロントのタイヤを交換するときには 同時に車高もあと10~15mm程度落として アライメントも取り直してもらおうと思っているので 今のところはいろんな路面で経験を積むのが良いと思ったのだ

それにしてもS2000という車は 何かを取り替えた結果をすぐに感じることができるので ついついチューンナップにお金を掛けたくなってしまう
部品交換が全て正解になるとは限らないので 冷静に財布の中身を気にしながらやっていこうと思う


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