BenQ W1080ST+

私は現在 映像を見るための機器としてプロジェクターを主体にしているが 知識不足な状態で最初の機種を選んでしまったために 早々に買い換えることになってしまった
ここではそのことについての顛末を書いておくことで ここを読んでくれた人が同じような間違いをおかさないことを願うのだ

私は引っ越しをきっかけに 映像鑑賞の機器をテレビからプロジェクターにしようと思い立った
それまでに使っていたのが42インチのプラズマテレビなのだが 狭い部屋でもやはり50インチはないと物足りなく感じていたのだ
大画面テレビの買い換えで最近出始めた4Kテレビも考えたのだが 50インチ以上となるとそれなりの金額になる上に 置き場所などを考えると躊躇する要素はたくさんある

そこで以前から興味のあったプロジェクターについて調べてみると 置き場所さえ工夫すれば意外に安く買えそうな印象を持ったので 具体的な機種を選定することにしたのだ

検討の結果 選んだのはBenQのDLPプロジェクター W1080ST+ とW1070+の2モデル
W1070+は通常の焦点距離のモデルで W1080ST+は短焦点モデル

当時 プロジェクターの設置についての知識があまり無かった私は 非常に単純な「部屋が狭いのだから短焦点が良いのでは」という理由でW1080ST+を購入したのだった

W1080ST+は台形補正があるので スクリーンの真正面からズレて設置してもなんとかなるだろうと思っていたのだが これが大きな間違いだった

台形補正というのは 中心点からずらして設置した場合に映像が台形に歪むのを補正できる機能なのだが 実際には光学的に無理やりな補正を加えるため 解像度がだいぶ落ちてしまう
解像度の落ち方は見てすぐ分かるレベルのものなので せっかくの大画面がもったいないほど画質が落ちしてしまうのだ
レンズシフトならそんなことにはならないのだが この機種にレンズシフトは付いてない

さらにズームは1.2倍でテレはないので 画質を落とさずに設置できる範囲はすごく狭い

結局部屋のど真ん中にプロジェクターが鎮座することになってしまって ただでさえ狭い部屋がさらに狭くなるという結果になってしまったのだった

画質そのものは 初期設定のちょっと派手気味な色合いがむしろ丁度良く 約70インチの画面で満足できるレベルのものだけに 設置性だけが本当に失敗だったと思っている

ちなみに当時のスクリーンはプロジェクター用ではなく ニトリの遮光ロールカーテン
部屋の壁の幅から言えば80インチ相当を映し出せる180cm幅のものが良かったが 窓の幅が168cmしかないため70インチで妥協するしか無かった

ニトリの遮光ロールカーテンは表面処理がマッドで色がグレーなため 輝度が高めなW1080ST+には丁度良い
カーテンとプロジェクターの合計でも12万円ぐらいで揃えられるので 格安大画面が手に入るというわけだ

約6.8畳の部屋で大画面を楽しめるという計画で始めたプロジェクター中心の構成だが もし検討している人がいるとしたならば W1080ST+は設置場所がかなり限定的なので候補からは外した方がいいと思う
同じ価格帯のBenQ W1070+が設置の自由度が高いので検討するならこちらをお薦めしたい

私はプロジェクター初心者で 知識が足りないが故の間違いを多くおかしてしまったが 現在は中古で手に入れたビクターJVCのIDLAプロジェクター DLA-HD950で満足の行く画質を邪魔にならない設置で使っている
最初から間違いのない知識があれば二重の出費は避けられたはずなので プロジェクターの設置については充分に調べて機種を選定してほしいと思う


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