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ミシュラン X-ICE XI3を再評価

今年は全国的に雪が多いようだ
東京にもかなり降ったようで 昨年の9月まで都内在住だった私も大変だろうと思っているが 現在の住まいの岩手も例年より降雪量が多いとか

車は趣味用として買ったS2000にそのまま乗っていてタイヤはミシュランのX-ICE XI3で購入したのは2015年の12月
サイズは
F 215/45R17
R 225/45R17

ミシュランのX-ICE XI3の一般的な評価は「雪道ではそこそこの性能だが ドライやウェット路面ではスポーツタイヤに近いぐらいの操作性があり音も静か」といったもの
確かに乾燥路や普通のウェット路面だと夏タイヤのADVAN SPORT V105 からそれほど劣らない操作性だったが 今回の冬ぐらい積雪や凍結の路面ばかりで走っていると「雪道ではそこそこの性能……」というのが正直なところ不安に思っていた

しかし12月にあった降り始めの雪だと発進にコツが必要なぐらいグリップが不安定だったが 1月になってからの雪では発進もブレーキも不安なく走れている
雪質の変化や運転の慣れなどもあるのだろうが タイヤの性能に不満がないというのが大きいと感じている

X-ICEをスタッドレスとしてだけじゃなく オールシーズンタイヤ的に使っている人もいるらしいが スタッドレス特有のノイズもないし スピードレンジも210km/hまで保証のHなのでそれも有りなのだろう

2017年から新型のX-ICE 3+ が発売されたが どんな感じなのか気になるところではある
ただミシュランはサイズ展開が独特なので S2000に合うサイズが出るかは今のところ不明
次のシーズンも今のタイヤを続けて使えるか分からないが 取り換えるとしたらまたミシュランにしようと思っている

普段あまり雪が降らない地域での備えとしてもミシュランのスタッドレスタイヤはお勧めできる
私も都内在住だった頃はお正月の帰省前にタイヤを取り換えたら3月いっぱいぐらいまでスタッドレスにしていたが 走る距離の99%以上普通の路面だったと思う
それでも首都高や東北道などで快適に走ることができたこのタイヤを気に入っているからだ

欠点は価格が高めなことだろうか……

雪道とFR、そしてS2000

2017年も押し詰まって天候は不順
現在住んでいる岩手の県南部では例年よりも気温が2~3℃低いらしく盛大に雪が降った

私の車はホンダのS2000(AP1-110型)で幌車だが 他に自分用で使える車は無いので雪道でも日常的に乗り回している

タイヤはミシュランのX-ICE3(2015年製)というスタッドレスでサイズはF215/45R17 R225/45R17
これまでは約99%が雪道じゃない舗装路だったと思うが今回は立派な雪道で走ることになった

S2000の駆動方式はFRで一般的なイメージでは雪道で扱いにくいと言われているがコツをつかめばそんなに難しくはない
とは言っても私の場合 自動車教習所に通っていた時期が冬で 当時の教習車はFR
免許を取ってから買った車も1975年製のスプリンタートレノ(TE47)だったので地元の岩手で3シーズンほど冬を経験しているし 上京してから買ったカローラレビン(AE86)にスタッドレスを履かせてスキーに行ったりしていたので FRでの雪道運転はそこそこ経験がある……決して上手いと言えるレベルではないが……

FRが雪道で不利と言われてしまうのは 滑る路面での発進が4WDやFFに比べて難しいのが主な原因だと思う
滑ってからのコントロールに駆動方式はそれほど影響しないし 滑らさずに止まる曲がるも同じこと

その難しいと言われる発進についてのコツだが 簡単に言えばアクセルとクラッチでトラクションのコントロールを細かく行うということになる
具体的にはポンッと発進してすぐ加速しないでアクセルを緩めグリップを確認してからゆっくり加速
細かいコントロールに自信がなければ2速発進でもいいが 上り坂でもコントロールしやすい1速での発進を練習した方が結果的に良いと思う

雪道で発進しようとすると最初はちょっと横にズレたりするが そのまま加速したりしないでエンジン回転をちょっと落とすとグリップが回復してスムーズに前に進んでいく
直進加速も乾いた路面の半分以下のアクセルで確実に進むのが吉
路面の状況次第ではなんだか斜めに進んでいるように感じることもあるが だいたいは気のせい

コーナリングは普通なら2速で加速気味で回るような場面でも3速のまま惰性で回るような方法が安定する
というか乾燥路のようにシフトダウンしてコーナリングするとテールが流れてしまう

あとは車間距離を長めにしてブレーキもフワッと踏むようにすれば市街地では問題ない

実際には路面状況によってアクセルの踏み具合は変わってくるけど ポンッと発進してからアクセルを少し緩めるという動作はクセにするぐらいで良いと思う

S2000で雪道の場合は発進に慣れが必要というのもあるけど もっと問題なのは低い車高
雪が深いとフロントスポイラーがラッセル車のように雪をかき分けることになってしまう

最初は神経をつかっていたが 今ではスポイラーは消耗品と割り切って下を擦っても気にしないことにした

しかしそれ以上にキツいのは「雪道で幌のスポーツカーとかばっかじゃないの?!」という視線が気のせいレベルじゃなく向けられることだったりする(苦笑)

純正センターキャップ

久々の投稿になってしまったが 現在私は岩手の実家に住んでいる
実家への移住はいろいろな事情があったのだが それはともかく 先日の雪に対応するためにS2000のタイヤをスタッドレスに取り換えた

純正16インチサイズから純正17インチへの取り換え(普通は逆のパターンが多いと思うが)を行ったわけだが 16インチのホイールにはセンターキャップが付いているのに17インチの純正ホイールには付いていない

以前は夏タイヤを履かせていたRays CE28Nもセンターキャップが付いていなかったのであまり気にしていなかったが 現在の夏タイヤの方に付いている物が付いていないとやっぱり気になった

ちなみにセンターキャップが付いてないとこんな感じ
リア
リアホイールキャップ無し
フロント
フロントキャップ無し

リアはハブナットが見えてしまっているし フロントは穴が開いたみたいに殺風景

そこでヤフオクにあるんじゃないかと探してみると いろいろなサイズのが見つかった
多いのは外径が58mmと69mm
大雑把にホイールの穴を測ってみると69mmで良さそうな気がしたので適当なものを落札して昨日届いたのだが……

何と穴が69mmより大きくて購入したものでは合わなかった
センターキャップの差
左が今回購入した物で 右は16インチ純正ホイールに付いていた物

購入した方は間違いなく外径69mmなので物違いではない
S2000用は外径が75mmもありヤフオクでは該当のものが見つけられなかった

そこで夏用タイヤの16インチホイールからセンターキャップを取り外して付けることにした
リア
リアホイールキャップ有り
フロント
フロントホイールキャップ有り

なんとなく落ち着いた外観になった

規格品が多い車のパーツとしては珍しい例だと思うが S2000の純正ホイールのセンターキャップを探している人は注意してほしい

ちなみにセンターキャップの裏には S2A-J0 という大雑把な番号しか刻印されていなかった
S2AはS2000用の部品によく使われる記号なので専用品ということらしい

問題はヤフオクから調達したキャップだが 出品者には何の落ち度もないので返品もできない
勉強代として保存しておくしかないだろう

OBD2診断ツール AL319

ちょっと前から私のS2000でエンジンチェックランプが点灯するようになってしまった
その度にディーラーに駆け込んで点検とリセットを行ってもらっていたのだが エラー内容は毎回3番シリンダーの失火

原因はともかくエンジンの調子は問題なく ディーラーでの点検でも原因は特定できなかった
(だいたいの見当はついているが その修理にはけっこう予算が必要なので保留中)

チェックランプは普通に走っていてもいつの間にか点いていることがあるので その度にディーラーに駆け込むのはどうかと思い 内容の確認とリセットができる診断ツールを買ってみた

買ったのはAutel Autolink Al319というもの
表示が英語のみということなので日本語化も可能なAL609も検討したが エラー内容のチェックと消去ができればいいのでAL319で充分と考えた

とりあえずエンジンチェックランプが点灯するたびに接続して確認・消去を行っているが案外簡単なので使用方法を書いておく
何かの参考になれば……
※写真が上手く撮れなかったので画像が見づらいのは勘弁

まずはエンジンを掛けていない状態でOBD2端子にAL319を繋ぐ
すぐに本体の電源が入ってメニュー画面が出るのでイグニッションをオンにする(エンジンは掛けない)
AL319 メニュー選択
画面はタッチパネルじゃないので操作は左のENTER/Exitボタンと右のSCROLLボタンのみで行う

最初の画面で左上のOBDII/EOBDを選ぶとSystem Statusというメニューに進む
エラーがあると画面の下にある赤灯が点灯する
System Statusから Diagnostic Menuに進み Read Codesを選択し Stred Codesを選ぶとエラーのスキャンが行われる
AL319 エラースキャン

エラーがあれば表示されるので内容を確認
AL319 エラー表示

表示は全て英語だがコードを元にネットを検索すればだいたい分かると思う
この場合は「ホンダ P0303」で検索すると3番シリンダーの失火という情報がすぐに見つかった

ここでヤバそうなエラーが出ている場合はリセットせずにディーラーなり整備工場なりに持ち込んだ方が良い

リセットしても問題なさそうな場合に限るが エラーコードを消去する場合は以下の手順

Diagnostic Menuまで戻り Erase Codesを選択
AL319 エラー消去
本当に良いのか?と2回も確認されるがどちらもYesを選択
エラーコードはサックリと消去される

無事に消去されると画面下にある赤灯は消え 緑のランプが点灯する
AL319 エラー消去後

こんな風にとても簡単な操作でエラー消去は完了するが あくまで自己責任でやるのが基本
エラーを消去してしまった後でディーラーや整備工場に持ち込んでも原因の特定が厄介になるだけなので 大きな問題がないことを確認できない限り 自分で消去はやらない方が良いと思う

ちなみに私の場合 エラーは毎回3番シリンダーの失火なのだが イグニッションコイルやプラグを新品交換しても変化が無かったので インジェクターではないかとにらんでいる
O2センサーの不具合で混合気が薄くなって失火している可能性もあるが その場合だと3番シリンダー以外のエラーが出ることあると思うからだ

……でも今は予算がないので保留にするしかない……

レカロ RS-Gの角度変更

S2000のシートをフルバケットのRECARO RS-Gに取り換えてから約1ヶ月

最初は難儀していた乗り降りもすっかり慣れてきたのだが 問題はドライビングポジションがイマイチしっくりきてないこと
クラッチやアクセルをしっかり踏める位置まで前に出すとハンドルが近すぎるし ハンドルやシフトレバーを操作するのに丁度いいポジションにするとペダルの踏み心地がイマイチ……

まあ 簡単に言えば脚が短いのが原因なのだが……

そこでシートの固定方法をちょっと変更したら背もたれの角度をもう少し倒せないかと思ったので実行してみた

変更前のシート角度はこんな感じ(最後部まで下げた状態)
角度変更前

そしてシートレールへの取り付け状態がこれ
シートレール変更前
S2000用の標準シートレールにフルバケット用アダプターを取り付けているのだが シートレールとアダプターの間には7mmのスペーサーを2個重ねて取り付けてある
シート自体はアダプターの下の穴に取り付けてある状態

それをアダプターの前のボルトを上段に取り付ければ背もたれが寝かせられると考えた
しかしその分シートの前方向が上がってしまってクラッチを踏むのがキツくなるかもしれないので シートレールとアダプターの間にあるスペーサーを1個にして対処する
シートレール変更後
こんな感じに

この状態で取り付けたのがこの写真
シートの角度変更後
写真だと分かり難いか……

これで小一時間ほど走り回ってみたが 背もたれの角度は良い感じに寝てくれた
しかし シート前方の太もも下のサポートが予想以上に上がってしまって窮屈になってしまった

運転できないことはないがちょっと苦しい状態

これだったら変更前の方が運転が楽だったので 結局はシートレールとアダプターの間のスペーサーを1個のままで シートは前後とも下段に付けることにした

結局 変更前から7mmダウンしただけの状態になったのだが これで慣れていくしかないだろう

こうしてみるとRS-GじゃなくてTS-Gの方が良かったのかもしれないとも思ったが TS-Gは身長が高くないと別な違和感が出そう

いつか予算が出来たらTS-Gも試してみたいものだ

……って これこそ改善をしようと思って泥沼にハマる典型だな……

スロットルワイヤーの調整

最近 S2000のエンジンの調子が悪かった

具体的にどんな症状かと言うと…
・発進時に回転の上がりがもたつくのでエンストしそうな不安感がいつもある
・街中を巡航しているときに 2000-3000回転ぐらいでエンジンブレーキが効いてるような抵抗感がある

さらに渋滞にハマっているとき エンジンチェックランプが点灯することもあった
(エラーコードは失火)

これらの症状からネットで情報を漁ってみると だいたいはスロットルバタフライの汚れだとか O2センサーを交換したら直ったとかの事例が見つかった

スロットルバタフライの汚れに関しては ビックスロットルに取り換えてからまだ1万km程度しか走ってないのでひどい汚れは考えにくい

そうなるとO2センサーが怪しいということになるのだが S2000はエキゾーストパイプに1個 触媒に1個というふうに2カ所の交換が必要で さらに触媒の中身が動いてしまっているような状態だと触媒の交換まで必要になる
いろいろ事情があって今はその予算を用意することができない

そこでまず無料でできるスロットルバタフライを点検してみることにしたのだが サクションパイプを外してスロットルの開け閉めを確認するときにスロットルワイヤーがやけにたるんでいることに気がついた
バタフライは特に汚れていなかったので そのまま元に戻したのだが どうにもそのワイヤーのたるみが気になる

そのときはワイヤーのたるみと不具合の症状が結びつかなかったのだが その後に長時間運転をしてみると不具合のほとんどはワイヤーのたるみが原因じゃないかと思えてきた

まず発進時の回転の上がりがもたつくというのは アクセルを踏んでもワイヤーのたるみが大きいせいですぐにはスロットルが開かないから起きていると考えられる

また2000-3000回転で巡航中にエンジンブレーキが効いているような抵抗感を感じるのは パーシャルスロットル(アクセルを踏むでも抜くでもない回転数保持の踏み方)をキープしているつもりがワイヤーのたるみがあるのせいでアクセルオフ状態になりやすいから実際にエンジンブレーキがかかってしまっていると考えられるのだ

そこでちょっと深めにアクセルを踏む意識を持って走ってみたところ エンジンは快調に回ることが確認できた

同じ車をずっと運転しているとアクセルの踏み加減がだいたい固定されてくるので その記憶しているアクセル位置では実際よりもスロットルが小さくしか開いていないという状態をエンジンの不具合と感じてしまっていたようだ

こうなるとスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の張り具合を調整すれば 無料でエンジンの調子を戻せるかもしれないと思い実際にやってみた

調整前の写真がこれ
スロットルワイヤー(調整前)
写真だと分かり難いが ワイヤーはかなりたるんでいる

写真の○印にあるナット(12mm)位置を動かして張り具合を調整する

調整後がこれ
スロットルワイヤー(調整後)
ナットの位置がだいぶ動いているのが分かるだろうか

ワイヤーはだいぶ伸びてしまっているらしく調整可能な範囲でギリギリまで動かしてみてもまだ遊びは大きい状態だったが 実際に運転してみると不具合に感じていた回転のもたつきは解消されてかなりレスポンスが良くなった

スロットルワイヤーはだいぶくたびれているので近いうちに交換した方が良さそうだが 最初に考えていたO2センサーや触媒などに比べればかなり安く済む

今回は意外なところでレスポンスが悪くなるという一例なので 気になったら点検すると良いかもしれない

ちなみにエンジンチェックランプが点灯する原因は未だ分かってない
毎回失火が記録されるので 最初はO2センサーからのECUの判断ミスが原因かと思ったが もしかすると交換履歴の無いインジェクターあたりが怪しいかもと思っている

時間が経って気づいたこと

お盆休み前にブレーキキャリパーのオーバーホールを行って その後に9月に入ってからシートの取り換えをやったのだが 取り付けた直後は気づかなかったことに 時間が経ってみたら気づいたということがあった

これは作業直後だとその内容にイメージを持ってしまっていて まずは期待通りかどうかを判断してしまうから 思ったほど変わらないと感じてしまうことが多いのかもしれない
やっぱりイメージとかメンタルの影響は大きいと感じてしまう典型的な例だと思った

そして1~2週間ぐらいの期間を置いてから運転してみると 変更を行う前のイメージで運転するから 変化に初めて気づくという感じ

というわけでブレーキキャリパーのオーバーホールと同時にブレーキラインをステンレスメッシュのものに取り換えたのが お盆休みから戻ってきてからしばらくして運転したら ブレーキペダルの踏みしろがけっこう違ってることに気づいた
変更前でもブレーキの引きずりはあるものの 効き自体は充分だと思っていたのだが ステンメッシュのホースに取り換えてからの方がずいぶんと扱いやすくなっていた

そしてシートの変更

レカロのSP-JJ(セミバケット)からRS-G(フルバケット)への変更だが 取り換えた当日は古いシートがへたっている上に取り付けもガタついていたので 尻に感じるダイレクト感ばかりに気を取られてしまったが 約一週間経ってから運転してみると 取り換え時には判断できなかったポジションの低さにやっと気づいた

SP-JJは座面がかなり厚手なのでノーマルシートよりもポジションが上がっていることは理解していたが RS-Gに取り換えた直後は座面がそんなに下がったとは感じなかった

ところが時間が経ってみると シフトレバーとアームレストの中間あたりにあるドリンクホルダーに入れた小物がシフトするときに腕に当たることに気づいた
ドリンクホルダーからの出っ張りはほんのちょっとなのに当たるということは 肘の位置が下がってるということなので それだけでもポジションがだいぶ下がってることが分かる

さらに信号機が近い交差点だと 今までなら体をかなり前に乗り出さないと見えなかったりしたのだが 今は頭一つ分ぐらい前に乗り出すとしっかり見える

ただしRS-Gは尻のサイズがギリギリなので これ以上は絶対に太ることができないと感じられるほど 座り心地はキツキツだ

まだ長距離を走ってないので疲労感の程は分からないが 現時点はでは「ちょっとやり過ぎだったかもしれない」という後悔の気持ちが少々湧いてきている

まあ 慣れればなんとかなるのだろうが……

ちなみにシートレールの設定は 標準シートレールにフルバケット用のアダプターを使って シートレールとアダプターの接合は6mmのスペーサーを2つかませて取り付けてある
そしてシート本体とアダプターの取り付けは前後とも2段中の下段を使用

今はシフトするときに肘がシートのサイドに当たっているので 前を上段 後を下段という風に少しだけ寝かせるのが良いかもしれないと思っている
近いうちやってみよう

RECARO RS-G GK

今日 運転席のシートを取り換えてきた

今までのレカロSP-JJ フランカーからレカロのRS-G GK というフルバケットシートへの変更だ
RECARO RS-G GK

せっかくレカロを付けていたのになぜ?と思われるだろうが 実は最近 シートの取り付けにガタがきていて運転していてものすごく気持ち悪かったのだ
取り外してガタを直せばなんとかなると思って自分で作業してみたのだが 手持ちの工具ではどうしても外すことができない
それに今までのシートは膝の下あたりにあるサポートが高くてクラッチを踏むときに圧迫感を感じていた
その圧迫感を避けるために好みのポジションよりも1ラッチ前に出していたのだが これだとクラッチをつないだときに膝がステアリングコラム左あたりに当たってしまう
まあ なんだかんだで不満があったのだ

そこでS2000の車外シートでは定番になってるレカロのRS-Gにしようと思い立って レールの状態も不安だったので新品にしてプロの手で取り付けをしてもらったというわけだ

今までのシートがガタついていた原因はシートレールの不具合ではなくて シートレールとシートをつないでいるボルトを受けるシート側のナットが外れてどこかに行ってしまったことだった
シート側にナットを収めている四角い袋状の部品がくっついているのだが これが意外に柔らかいので取り付けるときにもなんだかしっくり来ないとは思っていた
どうやらボルトの長さをきっちり合わせないとダメだったようだ

それからRS-Gに取り換えてから気がついたのだが SP-JJの方は座面がだいぶへたっていてフワフワと落ち着かない状態だった
最近どうにもサスのセッティングが決まらないと悩んでいたのだが 問題があったのはサスではなくてシートだったというわけだ

そして肝心のRS-Gだが 乗り降りがかなり厳しい状態になった
乗り降りする度にシートレールを下げる必要があるので 慣れるまでちょっと時間がかかりそうだ

しかしシートにスッポリと収まって運転している感覚はなかなか良い

フワフワとした感触は一切なくなるので路面からのインフォメーションはダイレクトに伝わってくるのだが これがスポーツカーを運転しているという気分を盛り上げてくれる
路面からのインフォメーションとは言ってもサスペンションブッシュを取り換える前のゴツゴツ・ガタガタといったものではないので 路面状況やタイヤの状態を掴みやすく本当に楽しくなってくる

ちなみにシートレールはRS-GやTS-G用に用意されているウルトラローポジションのものではなくて 標準タイプにサイドアダプターを組み合わせたものだ
高さはノーマルシートとほぼ同じで 今までのSP-JJより低い

それにしてもシートを換えて思ったことだが SP-JJを取り付けた頃にもしRS-Gを選んでいたとしたら サスペンションブッシュがへたっている足回りからのゴツゴツ・ガタガタ感に辟易していたかもしれない

中古のS2000を買ったらまずサスペンションブッシュの交換が必要かどうかを判断して シート交換はその後にした方がよさそうだ

そしてSP-J系のシートはS2000に付けると干渉しまくりなので 慣れたプロショップ意外での取り付けは勧められない
RS-GはまさにS2000の標準シートと呼ばれるぐらいに自然に取り付くので スポーツカーらしさを望むなら大推薦したい

乗り降りは大変だけれども……

アッパーアーム補強

初期型S2000の弱点と言われるのがフロントサスペンションのアッパーアームブラケットの強度

開発された1999年頃よりも現代ではタイヤのグリップが上がった上に サイズもサーキット仕様だと18インチで265幅とかを履かせる人もいたりして 最悪の場合はブラケットの溶接が剥がれてきたりするらしい

その予防にはspoonから発売されているガゼットプレートを溶接して補強するのが一般的らしいのだが ショップによる溶接が必要なので 作業する人の腕前が出来上がりに影響するのがなんとなく気に入らなかった

そこで勧められたのがJUN MACHINE SHOP(田中工業株式会社)から発売されている「フロントアッパーアームブラケットブレース」というもの

取り寄せてもらっての取り付けを今日やってもらってきたので 写真で紹介しておこう

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース

角度を変えてもう一枚

JUN フロントアッパーアームブラケットブレース(2)

このようにアッパーアームブラケットの間に取り付けて アームへの負荷を分散させるのが目的らしい
見た目もそんなにすごい補強をしている感もないし溶接もしないので こんなんで本当に予防になるのか?なんて思ってしまうが 実際に勧められた店で施工した人で溶接剥がれが発生したことはないとのこと
サーキットでの走行会などを頻繁に行っている店での実績なので信用して良いだろうと思った

ちなみに部品代と工賃を合わせて 44,280円也(税込)
作業時間は1時間程度だった
spoonのガゼットプレートだと部品代だけで54,000円(税別)なので 溶接を含む工賃込みだといくらになるか……

まあ私の場合はサーキット走行を行うつもりもないしフロントタイヤを極太サイズにする予定もないのだから 簡単にブラケットの剥がれが発生しないとは思うが このS2000を最低でもあと10万kmは保たせたいと思っているのでウィークポイントは潰しておきたかったのだ

あとはリアハブの新調を行えば不安要素はほぼ無くなるのだが 今のところはガタも出ていないので異音が出てきたら交換するとしよう

それにしてもいろいろと金の掛かる車だ……

ブレーキメンテナンスの顛末

ここ最近 どうにもブレーキを引きずっている感覚があった

どんな症状が出ていたかと言えば……

まず信号待ちとかからの発進が重い
思わずサイドブレーキを確認してしまうぐらい重かった

それから渋滞などで少しだけ前車との間を詰めたいというとき ポンッと発進して惰性だけで進みたいと思っても 思った位置まで届かないなんてこともあった

最も嫌だったのは 平坦な道路なのに まるでうねりにハンドルを取られたような挙動があったこと
これはかなり気持ち悪い感覚だった

これらがどんどんひどくなってきたので 行きつけのチューンショップのホンダツインカム杉並店で相談してみた
点検の結果 ブレーキキャリパーのオーバーホールで解決しそうだということになり 作業開始は部品の入庫次第となった

それが月曜日に連絡があり 部品がすぐに入りそうなので お盆前に終わらせることができるとのこと

結局 月曜の夜に車を預けて 火曜日の夜には完成した

今回は同時にブレーキラインをステンレスホースに取り換えた

実際に走ってみたら車が軽いとかの感動が得られるかと思ったが 悪い状態が普通になっただけなので 特に感動するほどではなかった
まあ 考えてみれば数ヶ月前はこれが当たり前だったわけで その状態に戻っただけだから感動するほど変化を感じなくて当然ということか

ブレーキラインをステンレスホースに換えたのも 今のところは変化を感じるほどではない
これも劣化予防が目的なので 効果を体感するのは難しいのかもしれない

それにしても去年の今頃もホンダツインカムで足回りのブッシュ交換をしてもらって 今回はブレーキキャリパーのオーバーホールをお願いしたのだが どちらもお盆休みで実家に帰省する寸前にやってもらえたのでかなり助かった
S2000で有名な店はどこも予約で混んでいて作業が先延ばしされてしまうが ホンダツインカムはメカニックの人数も多いし 作業は早くて正確なのでいつも助けてもらっている

お盆休みでの帰省から戻ってきたら 足回り絡みで依頼している作業があるので 完成したらまたここに書いておこう

こういうブログって チューニング記録として意外に役にたっているので 紹介がてらのメモとしてこれからもいろいろ書いていこうと思う